ギリシャ語の話題が続いてしまい、興味のない方には申し訳ありません。^^;でも、私が11年前から聖書を原書のギリシャ語で読んでみたいという思いが今叶っていることが嬉しいのです!11年前は場違いな現代ギリシャ語会話教室に行ってしまったからです。
最近、古代と現代ギリシャ語には発音以外にも色々と違いがあることに気が付きました。幸か不幸か以前習った事は殆ど忘れていましたし^^;、多分ギリシャ人と現代語で会話をすることはないと思うので、古代ギリシャ語にシフトしようと思っています。
私がとても興味があったのは、マタイ7:7-8は原書でどう書かれているかということでした。下のギリシャ語はBiblegatewayのTHGNT(Tyndale House Greek New Testament)から引用、英語への置き換えは、Blue Letter BibleのMGNTから引用しています。
右側にはNKJVを載せました。それは一番原書に沿った訳だったからです。原書ではNIVにある「the door」、口語訳の「門」は出てきません。ギリシャ語では受動態の未来形の形で主語の「it」が省略されているようです。
まだまだ勉強不足なので、これ以上詳しく説明出来ないのですが、パッとビジュアル的に見た時に気が付いたのは、Αἰτεῖτε, ζητεῖτε, κρούετε,で、命令形の語尾の形がεῖτε, ύετεなど同じような形になっていることです。二人称複数の命令形です。
最後に、この箇所で一番私が好きなAmplified Bibleの訳をご紹介します。
7 Ask and keep on asking and it will be given to you; seek and keep on seeking and you will find; knock and keep on knocking and the door will be opened to you.
8 For everyone who keeps on asking receives, and he who keeps on seeking finds, and to him who keeps on knocking, it will be opened.
ボールドは私が強調したかった場所です。他の聖書では、Ask, seek, knockで終わっているのですが、AMPではand keep on ~ing が後ろに付いていて、「叩け、叩き続けなさい」となっていて、日本語でいう詳訳聖書なので、原書とは違うのですが、初めてこれを読んだ時心にストンと落ちたのです。
8節では、求め続けるものは与えられ、捜し続けるものは見いだし、叩き続けるものはあけてもらえる、となっています。お祈りがなかなか聞かれない場合、忍耐が必要になりますね。でも、途中で諦めることなく祈り続けることがとても大事ですね。「時」は神様のものですから。
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