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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


ダーウィンの苦悩

デボーションガイドの『Clay』という本に載っていた記事で、ソースはCD-ROM版キリスト教例話集Ver.4からになりますが、興味深かったので御紹介します。

英国の博物学者で『種の起源』を著し、進化論を発表したダーウィン(1809〜82年)の所へ、晩年のある日、作家のホープ夫人が訪ねて来た。若き日、ケンブリッジ大学神学部で学んだことのあるダーウィンは、彼が「尊い本」と言っている「ヘブル人への手紙」を読んでいた。

ホープ婦人は、『種の起源』が1859年に出版されて人々に読まれるようになってからは、生物学、社会科学、一般思想界にはかり知れない影響を与え、多くの人々が不信仰に陥っていった様子を話した。「人々は創世記を神話としてしまいました。神の尊い創造のみわざを否定してしまったのです」

「私は若かったのです。未熟な考え方をしていました。私はすべてのものに対して常に疑いを持ち、質問をしたり、示唆を与えたりしていました。ところが、私の考えはまたたくまに広がり、人々はそれを彼らの宗教としてしまったのです。ああ、私がしてしまった事を元に戻すことができさえしたら」

取り返しのつかない苦悩の中で、その後、数週間してダーウィンは世を去った。