HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


ギリシャ語で読む新約聖書(John 1:39-41)

先週は私が体調不良だった為、ギリシャ語のレッスンがお休みだったかも知れません。でも、今日は先々週の続きだったのでホッとしました。最近、たまにギリシャ語の意味が、英語やイタリア語から推測出来る単語が出て来て嬉しいです。

例えば、δεκάτη(デカテ、10th)は英語のdeca=10 (例:decadeは10年)から推測出来ました。でも、ギリシャ語で10時なのに英語では4時になっているのは何故?と思ったのですが、イスラエル時間は+6時間になるので、午後4時になるとのことです。

時々出てくるἐκ(エク、from)は英語のex=~から外へ(例:Exodus(出エジプト記))から、又、δύο(デュオ、two)は英語のdu=2つ(例:duetデュエット、元々はイタリア語duetto)から推測出来ました。

いつも書いていますが、左側はギリシャ語を一語一語英語に無理やり置き換えているので、英語の文章としては語順がおかしいです。その為、右側にNew International Versionを並べています。

 

イスラエル時間で気になったので、ギリシャ語ではどのように書かれているのかを調べてみました。

エスを十字架につけたのは、朝の九時ごろであった。
(マルコ15:25)

ἦν δὲ ὥρα τρίτη, καὶ ἐσταύρωσαν αὐτόν.

τρίτη(トゥリテ、3rd)になっていました。3+6=9時なわけですね。

昼の十二時になると、全地は暗くなって、三時に及んだ。 そして三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれた。それは「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
(マルコ15:33-34)

Καὶ γενομένης ὥρας ἕκτης σκότος ἐγένετο ἐφ᾽ ὅλην τὴν γῆν ἕως ὥρας ἐνάτης. καὶ τῇ ἐνάτῃ ὥρᾳ ἐβόησεν ὁ Ἰησοῦς φωνῇ μεγάλῃ· ἐλωῒ ἐλωΐ, λαμὰ σαβαχθανεί; ὅ ἐστιν μεθερμηνευόμενον· ὁ θεός μου ὁ θεός μου, εἰς τί ἐγκατέλιπές με;

 ἕκτηςは6時なので、6+6=12時、ἐνάτηςは9時なので、9+6=15時になりますね。ちなみに、NIVではat noon、at three in the afternoonとイスラエル時間に合わせていますが、KJVはギリシャ語のまま英語の直訳で、the six hour、the ninth hourになっていました。

KJVしか読んでいないと、マルコ15:25、15:33-34を読むと、イエス様は3時から9時まで十字架に架かったことになりおかしいですね。実際は、朝の9時から午後3時まで架けられていました。。

p.s.

イースターから始まった週の土曜日から一週間の間、ずっと立ち眩みとかの体調不良で私にとっては受難の週でもありました。救急病院で検査をしても異常なしで、原因がわからない謎のめまいだったのです。木曜日に近所の医院に改めて行きましたが、「どこも悪くないのよ。歳を取るとあちこちガタが来るんだから、、」と女医さんに言われました。^^;ともあれ、やっと健康は回復しました。^^

 

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