この前歌ったドイツ歌曲『糸を紡ぐグレートヒェン』の動画です。３月頃、この曲は有名なのでやってみましょうということに。歌詞は楽勝かと思いましたが、会話と違うRの発音、子音の切り方が意外と大変で、韻を踏んでいるので、歌詞がすり替わったり苦戦しました。
趣味で歌っていた頃は、新曲２曲を一年かけてのんびり仕上げて発表会で歌っていたので、音取りから始めて正味４ヶ月で仕上げたのは初めてでした。プロの人達は持ち歌ではない新曲があったとしても、短期間に何曲も準備して仕上げると聞きました。流石です。^^;
この曲は一見シンプルですが、感情表現がとても難しいのです。先生の注文も難しく、Gretchenの気持になって歌うように、明暗の表情（声も）変えなければならない、歌曲なのでオペラのように大袈裟にならないように、でもそれを必ず経て歌曲なので押さえて歌うとか。。。
完璧にドイツ語の歌詞が入っていなければ、これらの先生の注文には答えられません。その為、寝ても覚めてもドイツ語の歌詞を覚える毎日でした。それなのに、当日直前の音合わせで、二行目の歌詞を全く忘れると言うありえないことが起こりました。これには驚きました。
何が起こるかわからないので、舞台のそでで待っている間、いつもは心の中で祈るのですが、人目を気にせず小さな声で祈っていました。^^;お祈りに答えて頂き、神様の御臨在の中で落ち着いて歌詞も間違えずに歌えました。声楽実技の先生からも、今までで一番良く歌えたと聞き嬉しくなりました。
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やはり楽をしていたら成長はしない、ちょっと難しくてもチャレンジしようと決めました。やめたいと思ったこの曲は、やはり頑張って後期試験で歌うことにしました。^^
