先日、harmonia ensemble（ハルモニア・アンサンブル）という、大人のアカペラ室内合唱団の演奏を聴く機会がありました。7年前に結成され、国内外での演奏活動やBS-TBSの「日本名曲アルバム」へのテレビ出演など多岐にわたる活動をしています。
テレビ出演のYouTube動画では、私の年代の人達には懐かしい歌謡曲などピアノ伴奏付で歌っていたり、ジャンルは日本の歌や世界の歌からアニメ・ゲームの歌までとても広いです。この合唱団の良さは動画よりも生の方がもっともっと実感出来ると思います。
私は不器用なので、必要以上に人を持ち上げたりお世辞を言うことが出来ない人間です。^^;特に自分を含めた誰かの歌に関しての良し悪しはシビアです。その為、私のプライベートの歌の先生は、（的外れのない）率直な意見を言う私を信頼して下さっています。
私の声質の好みはかなりハッキリしていて、有名なソプラノ歌手に関して言えば、マリア・カラスよりはスミ・ジョーさんのような澄んだ声が好きです。アリアも、声質により向き不向きがあると個人的には思っています。例えば、「アヴェ・マリア」などはスミ・ジョーさんの方が合っています。
前置きが長くなりましたが、何が言いたいかと言うと、このようなシビアな私でも（笑）、harmonia ensembleの合唱生演奏には、目ならぬ耳が釘付けになりました。あんなに美しいアカペラを聴いたのは、大袈裟ではなく生まれて初めてだったかも知れません。
子供聖歌隊の歌声はきよらかで透き通っていて心が洗われるようですが、大人の合唱団のハーモニーで同じような気持ちになったのは初めてです。少ない人数での合唱団ですが、一人一人のレベルが高く、少数精鋭の合唱団という感じです。
皆素晴らしいのですが、その中でもソプラノの田村幸代さんが本当に素晴らしいです！YouTubeで検索して見つけました。まだ芸大の大学院生のようです。真っ直ぐでハリのある美しく澄み切った声はオラトリオのソロに良く合っていると思います。これからのソロでの活躍も楽しみです。
うちの聖歌隊の方が人数が多いわけですが、美しいハーモニーを作り上げるには、人数の多い少ないは関係ないのだなと感じました。^^;又、機会があれば是非harmonia ensembleを生で聴きたいです。
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