HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


チューニングが大事

家を整理していると色々な物が出て来ます。これは私がアマチュア無線をしていた頃のQSLカード(交信した相手に送る交信記録のようなもの)です。インターネットの時代になったので、もう廃局してしまいましたが、無線従事者免許証は(氏名が変わらないので)30歳の頃の写真のままです。昨年住民票を取るのに、若干受けを狙ってパスポートと一緒に市役所に出したら、こちら(無線免許証)は結構ですと苦笑されました。(←当たり前 ^^;)

昔は生の英語に触れる機会が少なかったので、アマチュア無線の国家試験に合格すれば海外交信が出来るとワクワクしました。物理は大の苦手でしたが、好奇心が勝っていたので(笑)、勉強して合格し開局出来ました。「ハンドルネーム」と言うのは、元々ハムの人達が使っていました。私の無線のハンドルネームは、本名をもじった「Hidy(ハイディ)」でした。その後、ネット上でドイツ式に「heidi(ハイディ)」に変えたのです。^^

無線で誰かと交信するためには、指向性の高いアンテナと送受信機が必要です。こちらから自分のコールサインで各局に呼び出して電波を拾ってもらうか、誰かの呼び出しに答えるかなのですが、いずれにしても相手と周波数が合わないと話せません。注意深くチューナーを回しているうちに、最初はもわもわしていた声が次第にクリアに聞こえるようになり、交信が可能になります。

或る日、このプロセスが神様とのコミュニケーションに似ているなと思いました。神様のかすかな小さな御声を聞き分けるには、霊的な心のアンテナや受信機の感度を良くしておかなければなりません。自分の我や罪は電波障害のようなもので、神様との間を遮ります。神様は全能者ですが、私たちの祈りによって御手を動かされます。自分の願いを神様に言うことは大事ですが、神様の御声を聞くことの方がより重要だと思います。

以前は、ああして下さいこうして下さいと要求する祈りばかりしていました。今は、全てを明け渡して主の御手に問題を乗せて、主の御旨だけがなりますようにという祈りに変化して来ました。それが一番楽で最善だと経験上わかっているからです。かつての私は、ちっぽけな自分の頭で考えて、全部任せると自分の願いとは違う結果になるのではないかと不安で明け渡せなかったのです。でも変わったのは、会社絡みの問題で苦しんでいた時、「それはあなたの荷物ではありません。だから苦しかったんですよ。それは私(イエス様)の荷物です。私の手に乗せなさい。」と心に響いて来て、そのとおりにした瞬間に心が平安と喜びに変えられたことがきっかけでした。

神様は必ず祈りに答えて下さいます。祈りの答えは、必ずしも自分の目に良いことばかりではありません。でも、それは神様の御心で最善なので納得出来るのです。今わからなかったとしても、後で必ずわかるときが来ます。私は毎日イエス様が差し出される両手に祈りの課題を乗せています。そうすれば、自分の問題ではなくなり神の範囲になるので、自分で心配する必要もなくなり心は平安なのです。嵐のような現状に目を向けるのではなく、イエス様だけを真っ直ぐ見て海の上を歩けば、決して失望することなく溺れることもありません。

p.s.
電波に乗った私の声は若く聞こえるようです。QSLカードを交換した後、交信相手に同じ高校生だと勘違いされて、スヌーピーの便箋でお手紙をもらったことがあります。(笑)

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