HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


最近

最近やっと自分の仕事の全体が見渡せるようになったような気がします。新業務を担当してからしばらくは水中に顔が入っている状態の方が長く、時々水面から顔をあげて息をしているような状態でした。音楽や語学の勉強をしているとリズムがいかに大事かがわかりますが、仕事にもメリハリというかリズムがあることをこの仕事を通して実感しています。

今の仕事は、月の何日と何日には必ず提出する幾つものレポート類、エンドレスのデータベースへの入力作業、社会保険等の手続き、証明書の発行、健康診断関連、その他色々な問い合わせの対応などをおこなっています。平均年齢が若い会社なので、社員の出産育児休業関係、結婚、家族の出産がとても多く、その手続き業務が途切れることがありません。しかも社員は毎月二桁台で増えています。(暇になることは絶対にありえません・・・(^_^;;)

日記にも何度か書いたかも知れませんが、これまでは仕事=英語というキーワードがありました。OLになったばかりの頃は貿易事務で、英文タイプに触れているだけでも嬉しかったものでしたが、もっと英語を使ったよりレベルの高い仕事がしたいと転職をし、最終的に外人付社長秘書になって落ち着くと思っていました。でもいざなってみると、会社のトップが代わるたびに(相性が悪いとクビになるかも知れない)リスキーな立場の秘書には耐えられなくなりました。

社長の右腕のビジネスアシスタントであれば別ですが、自分の専門分野がない秘書は何の強みもありません。Windows95後、市場の秘書の需要はどんどん低くなりました。上司が自分でメールを打つ時代になったからです。私も以前は、英文速記を取ったり、ハンドライティングから書類をおこしていました。今の会社の元ボスは、短い文章は自分、長いのはハンドライティングか、私の後ろで英語を話し、私はそれを聴きながらタイピングするという方法を取っていました。

今は昔ながらの気配りが出来る秘書が減り、英語力抜群な帰国子女や派遣社員の秘書が増えました。採用担当だった頃に秘書の採用もしていましたが、アメリカの大学にせっかく留学したのに、秘書を希望する人が相変わらず多いです。私は若い人達には、手っ取り早く英語を使えるからと言って外人付きの秘書になることはお勧め出来ません。自分の専門分野を生かせる仕事がベターだと思うからです。

今の私は完全にドメスティックな仕事になってしまったので、英語を使うこともなくなりました。時々外人のヘッドハンターから電話やメールが入って来ることもあります。これは決して私にキャリアがあるからではなく、外資の人事で働いているというだけの情報で連絡して来るのです。私の人事での本当のキャリアを知ったらヘッドハントするわけがありません。(苦笑)

職種がが変わると求められる能力も変わって来ます。今は完全に事務職で、もし派遣社員だったとしたら、時給は社長秘書の時よりも500円も下がることでしょう。やはり英語を使う仕事とそうでない仕事の差ですね・・。人事マンとしては勉強することも多く過渡期ですが、キャリアとして売りになるものがないと外資では厳いので、結局英語力がこれ以上落ちないようにと最近真剣に英語の勉強をしています。