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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


やっと、憧れの曲を・・

先週歌の発表会のDVDが出来ました。先生の門下生は小学生、高校生、声楽科出身の人達、おばさま方と結構な人数になりました。先週は、自分の歌とトリの人と先生の歌位しか聴きませんでした。最近スミ・ジョーさんを始め美しいアリアばかり聴いていたので、自分の勉強にならない歌は聴きたくないと思って聴きませんでした。でも、昨日ふとした心境の変化で、他の人達のも聴いてみました。

私は、おばさま方は裕福な奥様の暇つぶし程度で歌をやっているのかと思っていました。確かに歌はまだまだなのですが、ものすごく真剣なのが伝わって来ました。確かに昨年よりずっと声が出るようになっています。先生も、「おばさま方は凄く真剣よ。テープ持参してくるし。」とおっしゃっていました。

そして、私は後ろから数えて2、3人目(一番上手い人がトリを歌っている)なのですが、「Mさんはheidiさんみたいになりたいって、heidiさんを目指して頑張っているのよ。」と先生。完全に目指す人が低すぎると私は思います。(笑)私自身は、トリの人をリスペクトしていますが、目指してはいません。私はやはり一流のオペラ歌手のようには行かなくとも、もっと上を目指したいと思っているからです。

9月の中旬過ぎに始めた『Je veux vivre』は、思ったより早く仕上りそうで今日が最後になる予定でした。それで昨日は珍しく家で発声をして、音の再確認と歌いにくい所をおさらいしました。お陰で、今朝は先生もびっくりされた位上手く仕上がりました。普段は日曜日のレッスンでしかアリアは歌っていないので、やはり家でちょっとでもおさらいすることは大事だなぁと今更ながら思った次第です。(^_^;;

次の歌を何にするかということでは、『Una voce poco fa』を歌ってみたかったし、先生もやりましょうとおっしゃっていました。でも、昨日改めて音取りをしようと思って楽譜を見た時、やっぱり今の私には高度な技術が必要で難しすぎると感じました。やるとしたら一年がかりになると思います。そこでふと、私が以前最終目標にしていたヴェルディの『椿姫』のアリア『そはかの人か、花から花へ』の楽譜を見てみた所、こっちの方が私の声に合っているし、音が取りやすいと感じました。

一年前だったら絶対にそうは思えなかった筈です。ハードルが高いと思っていたからです。でも、『Pace, pace, mio Dio』や『Je veux vivre』などで訓練されたので、以前程は『椿姫』がものすごく難曲とは思わなくなりました。色んなアリアを聴いているうちに、もっと難しいアリアの存在を知ってしまったからです。それで、結局、来週から勉強する歌は『そはかの人か・・』に決定しました。うん、やっぱりヴェルディは良い♪

私が20年近く前に、教会のソプラノのオペラ歌手の先生のリサイタルで初めて聴いた時から、この曲は私の手の届かない憧れでした。当時はまだプライベートで声楽の勉強はしていませんでしたから尚更です。今日まで歌った『Je veux vivre』で、私の上の音域の限界ギリギリの「レ」が初めて出て来ましたが、歌えるようになりました。『椿姫』はあと半音上げた「ミ♭」が出てきます。それもフェルマータが付いている。(^_^;;

私のチャレンジはまだまだ続きます。スミ・ジョーさんは、一番最後の「ミ♭」を軽々と長く伸ばして歌っています。さすがです!

p.s.

今日改めて、スミ・ジョーさんの英字新聞の記事をネットで見たところ、彼女の目標というか憧れ(Idol)だったのは、Joan Sutherlandとのこと。さっそくYoutubeでチェックしてみた所、何ともう82歳の方!もちろん若い頃の歌も聴くことが出来ました。声はジョーさんとは違いますが、歌い方が似ていることに気が付きました。やはり、人は憧れている人を目指し、その人のようになって行くのだなぁと思いました。私は、ジョーさんはすでにサザランドさんを越えていると思います。(^_^)