HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


サーバントになる

私の仕事は、これまで自分がやりたいと思って選び勝ち取って来たものでした。その為に時間とお金を使い、自分の出来る範囲で勉強を続けて来ましたが、転職活動の度に(与えられるまで)恵の御座で祈って頂き、神様の絶妙なタイミングとお導きで与えられた、希望以上の会社と仕事だったのです。

今の会社は、一番長く苦しかった失業期間を経て与えられた会社ですが、これまでで最も勤続年数が長い会社となりました。世の中の経済状況には殆ど関係のない業種の為、景気に左右されずにいつも業績が良く、ずっと成長し続けているという恵まれた会社です。

自分の将来やキャリアプランのことを考え、今の会社で秘書を辞めて総務部へ異動する選択肢もありましたが、イメージ的に皆のお世話係のような所があり、社長に仕えることとは随分ギャップがあり有り得ない選択でした。タイムリーに、人事部に異動が出来、以前から興味があった採用の仕事が与えられました。

そして、今年になってから色々と仕事に関しては日記に書いて来ましたが、今年ドラスティックな方向転換の年となり、初めて自分から進んで選んだわけではない仕事をするという経験をしました。長い間に自分の心の変化もあり、最終的には自分が納得して引き受けました。本当に神様のお導きと時を感じます。今の仕事は社員一人一人に仕えるような仕事だからです。

私の人生の半分近くは、人に何かをして貰ったり与えられる生活でした。それは、貧しかったわけではなく、人に注目されて愛され特別扱いされるような、あまり苦労をしないでも恵まれて来たようなところがありました。でも、さすがに30才前後の頃には、普通と違っているお姫様のような私は卒業しました。(苦笑)

ホームページは、証を書くようにと神様から導かれて11年半前に立ち上げたのですが、それまで充分に与えられた私は、それをきっかけに、これからは与える人になりたいと思いました。神様の証をすることと与える人になること、それが神様への恩返しとなり少しでも神様のお役に立ちたいと思ったのです。

仕事の引き続きが終わって、7月から今の仕事を一人でするようになって少し経った頃、一度スランプに陥りました。かつて貿易や秘書の仕事では英語を使い、世界とコンタクトしていたのに、どんどん英語は使わなくなり今は完全にドメスティックな仕事になったからです。何だか今までの苦労も何も無駄だったのではないかとがっかりしました。

でも、祈って行くうちに、主は私の将来の為に新しい道を造って下さったことに立ち返り、聖書にあるように主の御計画は私の計画とは異なっていて将来を与えるものであることを悟りました。最終的な目標はわからないままですが、今の持ち場立場でプロにならなければ、その次の段階、先は見えないのだと思いました。

最近はスランプからは抜け出しました。人事の誰もが通って来た当り前の道を今歩いています。私はまだスタートラインに立ったばかりです。社員のほとんどは良い人達ですが、社会保険関連の手続きの為、忙しい社員の代わりに奥様と電話のやり取りをすることも多いです。時には、先方の勝手な事情で振り回され、急いでくれないと困ると上から目線で言われることもあります。

以前の私だったら、何でこんなことまでしなくてはならないのと思ったと思います。それは、カッコの中に、「社長秘書までやって来たわたくしが、今さら何でこんなことまで・・・」というつまらないプライドだったのだと、それも神様に砕かれました。過去は過去今は今なのです。相手にとっては関係のないことです。

今は、以前社長に忠実に仕えて来たように、社員や家族に仕えるような気持に変えられました。常に相手の立場や状況を考えて、一番良いようになるように努力し、相手に喜んでもらえるような仕事が出来るようになったと思います。それはひとえに、日々の神様の助けがあったからです。

今は一つ一つの仕事の始めと終わり、やっている最中も「イエス様、助けて下さい」と祈っているので、本当に仕事がスムーズに運ぶようになりました。感謝です。

人にへつらおうとして目先だけの勤めをするのでなく、キリストの僕として心から神の御旨を行い、人にではなく主に仕えるように、快く仕えなさい。(エペソ6:6-7)