HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


良いボスって

先日本屋で、良い管理職とはのような本を立ち読みしていました。その中に、単純なことではあるのですが、『ありがとうを言うこと(が大事)』というのがありました。外人ボスの秘書をしていた頃を振り返ると、皆かなり頻繁に「ありがとう」と言ってくれていたなぁと思います。それも、英語の特徴もあるのかも知れませんが、Thank you very muchばかりでなく、その後にfor何々を付けて、何何をしてくれてありがとうともっと具体的に感謝の言葉を伝えていました。

秘書というのは、本当にボスの縁の下の力持ちであり、それによってボスの仕事が上手く行くことに喜びを感じるような人でなければとても勤まらない仕事です。神経も使う大変な仕事なのですが、どんなに大変で苦労しても、ボスからの「ありがとう」というたった一言のねぎらいの言葉だけで、秘書のモチベーションが上がり又頑張ってサポートしようという気持ちになるものなのです。私の今の女性上司も「ありがとう」を頻繁に言ってくれるタイプです。

人事も巨大な組織になった為、多忙な人事ヘッドとはすれ違いで、私が研修に行く前日の夜に自宅からなが〜い報告のメールを送ったきりでした。忙しいし、私のような末端の者のことは忘れてしまったかなとちょっと寂しく思っていました。でも、神様はそんな小さな私の思いをも御存じで、先週水曜日か木曜日午後、人事ヘッドがふらりと私のパーティーションの所にやって来たのでびっくりしました。

彼は「heidiさん、毎日ずいぶん遅くまでいるよね。昨日は10時すぎまでいたの?昨日アメリカとテレカンをしていたんだけど、heidiさんまだいるのかなと思ったんだよ。」と声をかけてくれました。本当に嬉しかったです。あのなが〜いメールには、包み隠さない前上司への不信感も何も書いてしまったので、私を変な風に見ているかなどうかなと考えることもあったからです。

「そんなに遅くまでいないですよ。(^_^)月に一度の仕事を一回引き継いだだけで、自力でやっていたので、予想外の変更事項(応用力が要る)があり、それで手間取ってしまったんです。この仕事は本当に(お役所等の)書類が多いですね。日本語のタイトルだけで漢字が何十個も並んでいたり、覚えるのが大変です。」と言うと、「僕も昔営業やっていたじゃない?人事で給与担当を3か月だけやったことがあったけど、全然わからなかったよ〜。」と彼。

本当かも知れませんが(笑)、格好つけることもなく気さくで等身大の人柄にひかれます。男性をもひきつけるカッコいい人とはこういう人を言うのだなぁと、昨年彗星のように現れた彼をそう思いましたが、その印象は今も変わりません。神様が彼を私の会社に連れて来て下さったことを改めて感謝しました。私を人事部に移してくれた前々ヘッドの時のように、強いリーダーシップのもと、ついて行きたいと思っています。