HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


サービス業

研修後オフィスに戻った時、私の新しい上司(非常に聡明な年下の女性)とミーティングを持ちました。その時にこのセクションでの年間目標やこれから私が担当する業務内容の説明などがありました。スキルとして求められていることは、秘書の時と変わらないなと思ったのですが、正確さとスピード、コンフィデンシャリティでした。

そして、この会社だけかも知れないのですが、社員一人ひとりをクライアントとみなすようなサービスマインデッドであることが大切であるということです。採用チームにいた時、Comp.チームの人達の社員に対する対応を傍から見ていた時、とても丁寧な敬語でまるで重要な取引先とのやりとりのようだと感心していました。

研修では色々なタイプの社労士の先生に教えて頂き、うちの会社担当の社労士さんとは一番長い時間かかわって来ました。聞いてみると、入所したのが私とほぼ同じ頃だったので、「それでは、うちの会社のジェットコースターのような波乱万丈の歴史(外資ではありがちですが・・)を全部ご存知ということですね?(笑)」と聞くと、「ええ。(笑)」と二人で思わず笑ってしまいました。

研修中には色々なテキスト(給与計算や社会保険、その他)が使われましたが、社労士さん達は担当する会社によってその一部しか経験されていない人もいる中で、うちの担当者は私の会社の動きによってシステム変更や様々な事務手続きが発生し、健保組合の担当者も知らなかったイレギュラーなケースもあり、テキストの全部を網羅するようなある意味貴重な体験をされたようです。

私は労務関係は殆ど素人とかわらないので、社労士の先生達も私の素朴な質問が返って新鮮で、改めて確認をしたりとても勉強になったと言われました。私のくだらないかも知れないどんな質問にも本当に丁寧に答えて下さいました。(今のうちと思い何でも聞いてみました。)先日の引継ぎの派遣の子のような上から目線ではなく、本当のプロは偉ぶらず謙遜な人達なのです。私の会社の上層部の人達も、エリートですがフレンドリーで謙虚な人達ばかりです。

しかし、先日の派遣の子の不快な態度も何も、これは社員との大変なやりとりのプロローグなのだと理解し神様に感謝しました。ぶつける相手を間違えていると思うのですが、不満をストレートにぶつけて来る社員もいるらしく、嫌な思いをすることもあると同僚から聞いていたからです。又、社員のプライバシーにかかわるので、守秘義務を守ることは最も大事です。ケースによっては、言葉を選びかなり神経を使って対応することも多いです。

いずれにしても、この仕事は一人ひとりに対し、常に相手の立場に立って対応することが大切だと理解しています。個人付秘書の時は、神様に従うことの雛形として従うことを学び、今度は神様にお仕えすることを学ぶ為に、社員一人ひとりに仕えるような仕事なのだと思っています。私がOLになったばかりの頃は、信仰的にも初心者で、当時下記の聖句にショックを受けたものです。今は良くわかります。クリスチャンは主にならって謙遜を学ばなければなりませんね。

エスは、父がすべてのものを自分の手にお与えになったこと、また、自分は神から出てきて、神にかえろうとしていることを思い、夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいをとって腰に巻き、それから水をたらいに入れて、弟子たちの足を洗い、腰に巻いた手ぬぐいでふき始められた。こうして、シモン・ペテロの番になった。すると彼はイエスに、「主よ、あなたがわたしの足をお洗いになるのですか」と言った。イエスは彼に答えて言われた、「わたしのしていることは今あなたにはわからないが、あとでわかるようになるだろう」。(ヨハネ13:3-7)