HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


一昨日のクリスマスコンサート

今年は『メサイア』の1部全曲を歌うことになっていましたが、特に7番の『And He shall purify』と21番の『His yoke is easy』が特別に難しく手こずりました。ソプラノをリードして行かなくてはならない為、『メサイア』の練習用CD(ドイツ語というのが難点ですが、とても便利)をi-Podに入れて通勤電車の中でずっと聴いていました。1、2ヶ月は聴いていたかも知れません。お陰で、自分のパートばかりでなく他のパートの音も聴き取れるようになり、全体的なハーモニーを把握するのに良い練習となりました。

コンサート当日の朝、私は『メサイア』の練習用に入っていた或る曲(今回は歌わない曲)を、夢の中なのかまどろみの中だったのか・・・その曲を聴き、何とも表現出来ないあふれんばかりの聖霊の喜びと神様の深い愛に包まれて目が覚めました。圧倒的な聖霊の満たしに、感謝讃美で涙があふれそうになるほどでした。私の長い信仰生活の中で、聖霊の喜びに満たされて目が覚める時というのは、必ず聖霊によって「良い知らせ」がもたらされるのです。

その「良い知らせ」の意味がすぐにわかる時もありますが、全くわからない時もあります。そんな時でも、神様が私に最善をなして下さったことを確信し感謝の祈りをおささげします。後になって、その意味を知ることになるのです。一昨日の朝はすぐにわかりました。そして、「イエス様、今日のコンサートはとてつもなく素晴らしいコンサートになりましたから感謝です!」とはちきれんばかりの喜びで、心が風船のように弾んでいました。

朝10時に声楽の先生のところにレッスンに行き、喉のコンディションは最高だと言われ、本当に嬉しい気持ちで一杯でした。お昼は先生宅の近くのファミレスでランチをし、ある信仰書を読んで穏やかにすごしました。一旦帰宅し準備をして、15時すぎに徒歩でホールに向かいました。結構な距離なのですが、穏やかで暖かいお天気だったので、全然苦にはなりませんでした。

コンサートは19:00開演です。私達は18:00迄直前のリハーサルをしていました。今回は一週間前に直前にプログラムが変更され、私が日記でご紹介したプラスアルファが加わった素晴らしいコンサートとなりました。それは、『メサイア』の指揮をして下さっている國分誠先生(牧師先生の息子さん)の奥様の惠子さん(プロのオペラ歌手で、お仕事では旧姓の水口を使っておられます)も、歌って下さることになり、又、私達聖歌隊の曲の中のソロの部分を、Y子ちゃんではなく教会の声楽家野口幸子先生が歌うことになりました。

何よりも素晴らしかったのは、イスラエルフィルハーモニーの首席チェロリストのエンリケ・モルツさんが、わざわざこのコンサートの為に、イスラエルから来て下さったことです。エンリケさんは、音楽総監督の奥田道昭先生ファミリーと親交がある方で、5年前に教会の音楽の先生方のクラシックコンサートの時にも参加して下さいました。今回アンコールの時に、サンサーンスの『白鳥』を演奏して下さり、本当にうっとりして聴き入ってしまいました。

2003年から毎年行われているクリスマスコンサートですが、私個人は2003年と同じかそれ以上に最高に素晴らしいコンサートでした。私達教会の一人ひとりの御霊の一致による熱い祈りが神様に届き、私達の思いを遥かに超えた神様の御業を見せていただいたことに圧倒されました。1280席は殆ど満席でビックリしました。教会の礼拝の時の祈りの時のように、ホールのすみずみまで神様の御臨在を感じることが出来ました。普段教会に来たこともない人達が、神様に触れて帰っていかれたとか、今日教会で紹介された沢山のアンケートの反響からも、どれだけ素晴らしいコンサートだったかがわかりました。

私が個人的に嬉しかったのは、これまで何度誘っても仕事を優先して来たY君が初めてコンサートに来てくれたことでした。彼にコンサートのチケットを渡す為に一週間ちょっと前に会った時、彼はすでにチケットを持っていたのです。良く見ると教会の封筒に入っていました。彼は最初私が送ったのだと思ったらしいのですが、教会からだとわかったらしいです。私が誘うのではなく、教会から誘われると違うのだなぁと思いました。(笑)仕事で遅れて行くと言っていたのに、最初から最後まで見れたとのことでした。しかも仕事仲間を2、3人連れて来たと言う。これは奇跡だと思いました。(笑)

コンサートの感想は、次の日のメールで「heidiさんの声が誰よりも一番届いていましたよ」でした。おい、それだけかいと思いましたが(笑)、今日教会のあるおば様が、コンサートホールで彼とその連れを見たらしく、「heidiさんが導かれた、髪の毛がつんつんしている、あなたと顔が似ている人(いや似ていないと思うのですが・・)が、アンケート用紙の裏側までびっしりと感想を書いていましたよ。」と教えて下さいました。彼もきっと何かを感じてくれたのでしょう。とても嬉しくなってしまいました。

色々な素晴らしいエピソードがあるのですが、いっぺんに書ききれません。とりあえずこの辺で・・・。(^_^;;