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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


合唱は共同作業

これまで仕事に関しては、自分1人で完結するものが殆どで、同じ仕事を誰かとシェアするとかプロセスの一部だけを担当するとかはありませんでした。自分だけが担当だと、誰かと歩調が合わず仕事にむらが出来るとか考えずにすみ、1人で責任を負うのは重責ではありますがやり甲斐を感じます。

良く或る派遣のポジションのインタビューで、「自分が任されて全てを仕切るのと、何人かとグループになって協力しながら仕事をするのとどちらが好きですか。」と聞きます。それは、どちらが正しいと言うことではなく、それぞれのタイプがあるからで、それも参考にして仕事の適性を見たりするからです。

私は間違いなく前者のタイプです。OLになった時から1人完結の仕事だったので、それが普通になってしまったこともあります。

そういう私ではありますが、4、50人いる聖歌隊の中では、大勢の中のソプラノの1人としての共同作業になるわけです。言うまでもなく、ハーモニーが大事です。音大生のY子ちゃんと私の声が飛び出してしまうことがあり、聖歌隊のもう1人のN先生(オペラ歌手)から「バランスが悪い」と注意されます。私達は、その日の人数の増減で声量を調整しなければなりません。発声も個人差があるので難しいです。

先日の(指揮者の)M先生のご指導で、ヘンデルが好んで使っている細かい音符をころころ転がして歌う(トリルって言うのかな?)のとか、合いの手のように出るところなどを集中的に特訓されました。私などソプラノはメロディーなのであまり苦労していないのが良くわかります。(他のパートは難しいです。)

M先生は、他のパートの声も良く聴くようにと言われ、場合によっては他のパートのメロディをみんなで練習することもあり、咄嗟に振られると突然歌うことは難しいのです。でも、そうしているうちに、ソプラノのパートの音の取りにくいところや出にくいところが、だんだんと改善されていきます。

本番は、不完全ながらも、神様の御臨在の中で御霊の一致で心を合わせて歌うことで、練習の時以上の結果になって、主の御業にただただびっくりするだけの私達です。聖歌隊は大勢でひとりなのです。独唱では味わえない、一体感の喜びがあります。そういうわけで、今朝もせっせと『メサイア』のソプラノパートをi-Podで聴いている私です。