HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


とまどい

採用担当を長年していることもあり、若い頃の内気で人見知りだった私は、少なくとも仕事上では人見知りはなくなりました。人見知りの面接官っているのかな。(笑)ほんの20分や30分のインタビューで一人の人を見極めなければならないので、採用は難しいです。一年半の失業の経験もあるので、仕事がその人の生活や人生にまで関わって来ることを考えると、合否を出すのはとても責任を感じます。

NGの結果に納得出来ないエージェントなどは、「お人柄が良くて・・」と人柄を強調したりするのですが、たいていは即戦力が必要なので、「人柄が良くても、スキルが足りないので・・人柄だけで仕事は出来ませんので・・」とお断りをしなければなりません。極端な話、部署によっては、ちょっと生意気なくらいでもタフでスキルの高い人が良い場合もあります。

特に外資系では、心身共にタフでセルフスターターなタイプがより好まれます。あと、きちんと自分の意見を言えるタイプ。先日も何人かお会いしたのですが、或る候補者は、人柄は良いのですが、仕事の姿勢が受身で問題を一人で抱え込むタイプでした。始終気にかけて手取り足取りっていうわけにはいかず、辛くなるのが目に見えているのでNGにするしかありませんでした。

しかし、人の良し悪しを物差しで測るようで、たまにですが、何だか嫌になることもあります。しかし神様が許されて与えて下さった仕事です。インタビューの前には、短くとも「主の御心がなりますように。」とその都度祈っています。私が人事に来たばかりの頃は、バックグラウンドが違う私は異質だったと思います。でも、私は人事ではなく「私の顔」のままでいたい、仕事で私らしさを失いたくはありません。