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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


歌の発表会

昨日は、毎年恒例の歌の発表会がありました。昨日はいつものように、礼拝前に歌の先生のところでレッスンを受け、その後礼拝で聖歌隊の御奉仕をし、聖餐を頂き、12時には駅まで送迎をして頂きました。送迎の前に、事務室の献身者Mさんが、私のお弁当を持たせて下さった時に「(歌の)先生の分もお持ちになったら?」と言って下さり、一度は「先生お昼を済ませているかも知れないし・・」と答えたものの、先生の分も頂きました。先生の分のお弁当ももらって来ましたと言うと、先生はとても喜んで下さいました。それはその筈、慌てていたらしく、炊飯器のスウィッチを入れるのを忘れて、お昼を食べそこなったのだと言う。教会の配慮と神様のお導きに感謝しました。

今回私が歌ったアリアは、モーツァルトの『フィガロの結婚』から伯爵夫人のアリア『Dove sono i bei momenti (楽しい思い出はどこに)』と、ヴェルディの『イル・トロヴァトーレ』からレオノーラのアリア『D'amor sull' ali rosee (恋はばら色の翼にのって)』でした。モーツァルトのこのオペラは明るく、色々な人間模様があってドタバタはあるものの、全体的に楽しく、最後はハッピーエンドになっています。浮気な伯爵との昔の楽しかった頃を思い、伯爵夫人が歌っているのがこのアリアです。又、ベルディのこのオペラは対照的で、人間の復讐や呪いなど、本当に暗く残酷な結末のオペラです。実際見たことがあるのですが、実に暗く重苦しい心でホールを出たものです。しかし、このレオノーラのアリアはとても美しく、大好きなアリアです。

性格的には私は明るいのですが、歌に関しては明るく元気なアップテンポな曲よりも、物悲しくゆったりと歌うようなアリアが好きですし、向いていると自分は思っています。『恋はばら色・・』についてはかなり思い入れがあり、約4年前にキリ・テ・カナワのCDでこのアリアを初めて聴いた時から、いつか歌いたいなぁとすごく憧れていました。ヴェルディは難しいので、まだまだ自分の技術では無理だと自覚していましたが、昨年の秋くらいから、その曲のレッスンを受けることが出来るようになり、本当に嬉しかったのを覚えています。しかし実際始めてみると、本当に難しく勉強不足だなぁと思っていました。でも、毎週日曜日朝の地道な積み重ねで、何とか昨日の発表会までに仕上げることが出来たのです。もちろん、まだまだ勉強不足ではありますが・・・。

ホールは目白にある雑司ヶ谷音楽堂でした。小さいホールですが二階席まであり、昨年までの銀座の小さいホールよりも遥かに音響が良かったせいか、とても気持ちよく歌うことが出来ました。全体的に出演者全部が2割増し位に上手に聴こえるたような気がします。(笑)小さな子供たちも年々大きくなり、又歌の方も年々上手になっていてビックリしています。おば様たちも昨年よりもずっと上手になっていました。今回はいつもトリを歌う音大出身の人が勤務先の学校の行事で不参加だったのが残念でした。彼女も2年前に『恋はばら色・・』を歌っているので、聴いてもらいたかったと言うこともあります。彼女は声量もありとても力強い歌い手です。

長年の憧れだったアリアを歌うことが出来幸せでした。先生からはお褒めの言葉を頂きましたが、たぶん音響が良かったんじゃないかなと思います。(笑)打ち上げのお食事会は、日本女子大の近くのフレンチレストランでした。お店の名前を忘れてしまいました。(^_^;;20人も入ると一杯になる位の小さなお店でしたが、フランス人二人と日本人がお料理を作っています。雰囲気はまるでフランスで、お料理は美味しく、又同じ勉強仲間との会話は楽しく、本当に楽しく素敵な時を過ごすことが出来ました。神様に感謝!