HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


歌への導き(1)

私が何故教会で、聖歌隊や独唱の歌の御奉仕をさせていただくようになったのか、神様がどのような方法で導かれたのかを改めて振り返ってみたいと思います。
私は小さい頃から美しいものに心惹かれ、音楽もその一つでした。歌うことが特に好きで、中1の頃はNHKの歌のおねえさんに憧れ、中3になると、担任の先生に歌手になりたいなどと言っていました。

その後、音楽の授業もない進学校に進み、その時の同級生KIちゃんが後に私を教会に導いた人です。英語の授業で、ギデオン協会の日英対訳聖書を欲しいと手をあげた三人のうちの二人が私達で、彼女は大学の時に救われました。高校卒業後一度も会わなかった彼女から電話があり、私は23歳の時に今の教会に導かれ救われました。

大学時代はハードロックばかり聴いていた私でしたが、教会に通うようになって聖歌・讃美歌に触れ、バッハなどの宗教音楽に興味が行き、音楽の趣向は完全にクラシックに変わりました。教会の聖歌隊に憧れ、私も歌ってみたいなと密かに心の中で思っていましたが、 楽譜も読めない自分から聖歌隊に入れて下さいとは言えませんでした。

確か25歳の頃、ある日の水曜夜の祈祷会後でのことでした。先代の牧師先生が挨拶をしながら私が座っているあたりにいらした時に、隣に座っていたT姉妹が突然「S姉妹(私)は歌がとても上手なんですよ。先生。」と言うではありませんか。私は驚いて「とんでもないです。ぜんぜん・・・」と否定しました。すると先生は、いとも簡単に「そうですか。じゃあ、姉妹、 聖歌隊に入りなさい。」とおっしゃいました。楽譜が読めないとか頭の中で色んな思いがぐるぐる回っていましたが、「はい。有り難うございます。」と答えていました。これが聖歌隊に入るきっかけでした。

(続く)