先日の実技試験でオペラのアリアを歌ったのは、実はイタリア歌曲は10数年以上前に中声用で勉強し、それ以降はアリアを原調で歌い慣れているからです。今は音域が合わないので、イタリア歌曲を歌うとしても高声用で学び直す必要があります。入学後もアリアだけを勉強しているので、自然な流れで歌い慣れたアリアを歌いました。
ただ本番で殆どの人がイタリア歌曲だったことや、他の声楽の先生から「大曲を歌ったわね〜」と言われたことで、私の選曲は身の程知らずだったのではないかと気になりました。そのことを声楽の先生に聞いた所、「ちゃんと歌えているから大丈夫よ。身の程知らずだったら言っているし、まず歌わせないから。」とのことでした。
それを聞いてホッとしました。^^;今回『Vissi d'arte..』は3分ですが、私の持ち歌は4分以上の長いアリアばかりです。今勉強中の『Qui la voce..』は6分です。(正直試験では短めが良いです。^^;)先生と話した結果、新曲はドイツ歌曲の『Gretchen am Spinnrade 糸紡ぎのグレートヒェン』になりました。(動画の歌はキリ・テ・カナワです。)
聖歌隊もドイツ語で歌うことはありますが、「R」の発音をどうするかで聖歌隊の先生とオケの指揮者先生と問題が起こりがちです。(学んだ時代が違うからです。)結果的には指揮者に合わせることになりますが、随分昔は全部舌をまいてRを強く発音し歌っていたそうですが、今は会話に近くなっているので全てがそうではありません。
私は会話の方が馴染みがあるので、「Guten Morgen」は、どちらかと言うと「グーテンモルゲン」ではなく「グーtn モーゲン」と歌いたいです。私の先生はどっち派なのか不明ですが、一昨日からとりあえず音取りを始めました。『Qui la voce..』の音取りと比べたら楽ですが、これら2曲がどのように仕上がるか楽しみです。^^
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