今日もいつものように、オフィスでデスクランチをしながら携帯でmixiニュースを見ていました。多くの方々が既に知っておられるかと思いますが、漫画家の赤塚不二夫さんが亡くなり、本日午前中に葬儀が執り行われました。親交の深かったタモリさんが弔辞を読まれたというニュースをちらっとみたのですが、まず『タモリ、赤塚不二夫さんに最後の別れ「私もあなたの作品の1つ」』というタイトルを見ただけで泣きそうになってしまいました。
赤塚不二夫さんの漫画で一番印象に残っているのは『天才バカボン』ですが、タモリさんの弔辞全文(下記リンク)をネットニュースで読んだ時、赤塚不二夫さんの生き方そのものがギャグでバカボンのパパそのものだったのだと感じました。良く知らなかったので、私は単に一日中お酒に酔っていてちょっと変わった人、位にしか思っていませんでした。でも、タモリさんの弔辞から、彼が本当に懐が深く温かい人だったのだと知りました。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080807/tnr0808071147002-n1.htm
次の言葉にも感銘を受けました。
あなたはすべての人を快く受け入れました。そのためにだまされたことも数々あります。金銭的にも大きな打撃を受けたこともあります。しかしあなたから、後悔の言葉や、相手を恨む言葉を聞いたことがありません。
あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と。
すべての人を快く受け入れるというのは、なかなか出来ないことだと思います。私の尊敬するデンマーク人元ボスの奥様もそういう女性で、私もそうなりたいと思う素敵な理想の人です。共通点は、良いことも悪いことも全てポジティブに考えることが出来るということかも知れません。『これでいいのだ』というのはバカボンのパパの口癖ですが、これ程深い意味を持っていたとは知れませんでした。素晴らしいですね。赤塚不二夫さんのご冥福をお祈りします。