HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


復活祭後の出来事

今年のイースターお祝い会は礼拝の中で行われたこともあり、盛りだくさんでしたが長目の礼拝くらいの時間で終ってしまいました。聖歌隊もどうなることかと思われた『メサイア』の4曲『Surely He hath borne our griefs』『And with His stripes are we healed』『All we like sheep have gone astray』『Worthy is the lamb that was slain』も、主の御臨在の中で歌うことが出来ました。最初の3曲にいたっては、今年に入ってから日曜日の練習だけで良く歌えたものだと思う。(^_^;;本当にいつも神様の御力が働いて助けられているからだと感じます。

聖歌隊の練習がなかったので、帰ろうかどうしようかと思っていた時、A兄と話すきっかけがありずっと話し込んでしまいました。私はランチ後は大体聖歌隊の練習に直行なので、聖歌隊以外の人達とゆっくりお話をすると言うのは殆どない為、このようなことは珍しいことです。A兄は所謂団塊の世代で、自分のやりたいことの為に定年前に退職をしたばかりで、4月から神学校に行くのだと実に生き生きと喜びに満ちて語っていました。

まだ働き盛りで、出張でアジアには30回位出かけているようなバリバリのサラリーマンだった筈・・・。何がどうなってそうなって、仕事を辞めてまで神学校なのかとても興味深く思って話を聞いていました。私も自分の定年後にやりたいことはいくつかあります。でもそれはあまり現実的ではないことも含まれていて、そのことや定年60歳で仕事を辞めるか契約社員で65歳まで残るか等、そろそろ真剣に祈り始めようと思っています。

Aさんは大学生の時からこの教会に来ていて、同世代の他の兄弟達は本当の兄弟のようで、又先代の亡くなった牧師先生は父親代わりだったと聞きました。50年ちょっと前に自分達の教会が出来た時は、6畳と4畳半の小さな教会だったと聞いています。A兄弟が来た頃は第三の教会で、私が来た時は今の第四の教会です。もう既に手狭になって来たので、第五の教会が与えられるように祈っている所です。

先代の牧師先生はカリスマ性があって、明治生まれで、とても厳しくとても優しく、それでいてとてもお茶目な人でした。私にとっても、自分の父親に叱られたことはあまり記憶にないのですが、牧師先生には随分叱られました。他の兄弟姉妹方も同じだと聞いています。(笑)相談事をするにもとても緊張しました。大抵反対のことを言われることが多いからです。でも、嫌々ながら従ったとしても、必ず先生に従って間違いなかったという結果になるのです。それはもちろん先生が神様とツーカーのような人だったからです。

先代の牧師先生は、あの時代だったからみんな付いて行ったかも知れませんが、今の時代だったら若い人はとても付いていけなかったと思います。なので、かなり古い信者の兄弟姉妹の信仰は、本当に筋金入りです。A兄弟は、大学を卒業して今の会社に入ったそうですが、会社更生法に入っている会社だったので肉的に考えると入社するなんてありえないことですが、何と牧師先生からそこに入るようにと指導されたとのことです。もちろん、その後その会社は繁栄し成長しました。

また別の兄弟に至っては、某有名企業の優秀なサラリーマンでしたが、地方に転勤の話が出た時、牧師先生から辞表を出すようにと指導されたとのこと。何人も子供がいて、それは普通に考えてもありえないことです。でも、兄弟はその通りにしました。すると会社の方が慌ててしまい、転勤の話はなくなり会社に残ることになったと言う証があります。牧師先生の御指導は上からのものなので、みんな信頼して従うことが出来たのだと思います。全て恵まれた結果となっています。

A兄弟は私が教会に来た頃のことを覚えていたらしく、どういう意味かわからないのですが、「神様が(私を)とらえた、つかまえたって感じに見えたよ。(^_^)」と言われました。多分、最初教会に来た時、牧師先生に「良くいらっしゃいましたね。来週もいらっしゃいね。」と声をかけられ、「はい。」と返事をしてしまった手前、来なかったら嘘つきになってしまうと思って、それ以来教会に続けて来るような子だったからだと思います。(笑)

ずっと話をしていたので、献身者の方がコーヒーを入れて下さいました。そのうち食事時になってしまい、台所で献身者の美味しい手料理をご馳走になってしまいました。A兄は教会で御飯を食べるのは何十年ぶりだと言っていました。私は時折行きかう献身者の人達ともお話をしていて、本当に主にある兄弟姉妹として神様のお話をしていて本当に幸せを感じました。結局夜の8時半までお邪魔してしまいました。(^_^;;イースターの大きなお恵みに感謝しました。