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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


自分の市場価値

昨日日本人のヘッドハンターから、「heidiさんのキャリアを他社で生かしてみませんか。」と電話がかかって来た。大体この手の電話は、外人が多いんだけど、珍しく日本人の女性だったので、逆に「私のキャリアをどこまで御存知なのですか。」とストレートに聞いてみました。すると、「派遣の採用を中心にキャリアを積まれて、英語も堪能だと聞いて(以下省略)」とのこと。私はそのソースが知りたいと更に突っ込んで聞いてみたら、「人事の世界は結構狭いんですよ」とのこと。

会社によっては、その人を辞めさせる為に、ヘッドハンターを使うこともあると聞いています。まぁ、そういう感じではなかった。(笑)私は電話が続くなかで、その人に言いました。「私の人事のキャリアでは、他社では弱いですよ。むしろ他の職種のキャリアの方が長いです。それに年齢的にももう転職出来る年齢ではないですから。(笑)」と。

8年前に現役の社長秘書の職種で1.5年失業後に職を得たことを考えると、例え秘書に戻ろうと思っても転職は殆ど不可能だし、ましてや人事の仕事のごく一部しか経験のない私のキャリアは他では通用しないのを自分が一番良くわかっている。あの時、外資系でさえ年齢にこだわる所があってショックだった。経験を積んで来たからこそ歳を取っているのに。と言っても50代や60代ではないですよ。(笑)

自分のキャリアの市場価値を知ることは、転職をする上では最も重要です。これがずれていると転職はなかなか上手く行きません。自分を高く評価しすぎても低く見すぎてもだめで、等身大の自分を知ることが最も大事なのです。これは自分が会社都合や自己都合で会社を何度も転職しているので実感していることでもあります。

自分が希望している職種にはどんなスキルが必要なのかも、当然ですが知る必要があります。同じ役員付秘書だったとしても、日系と外資系では役割と求められることが違います。日系で長い経験があっても、外資では通用しない場合もありますし、その逆もあると思います。日系と外資のカラーの違いもありますので、その人のキャラクターがどっち向きかというのもあります。

先日、やはり外資が長い友達と話していた時、「私達は(日系の)規格に合わないよね。ハッキリしてるし。」とお互いに笑っていました。彼女も私も、外人の社長に自分の意見(イエスもノーも)をハッキリ言えるポジションだったからです。私も人事で日本人の上司の部下になった時、外資だし風通しが良い環境なので率直なことを言って来ました。でも、この頃わかって来たことは、日本人同士になると必ずしもそうではないと周りを見て思うようになりました。(遅いって・・・。(^_^;;)

今はまだ売り手市場ですが、それであったとしてもやはり年齢が高くなると厳しいことは確かです。採用をやっていると、応募する側とは違う事情があるのです。年齢的なバランスというのも考えなければならないこともあるからです。しかし、仕事さえやってくれれば年齢は高くても良いということもあります。その場合、若い人に負けないスキルは必須ですし、コミュニケーション能力と柔軟性が求められます。

以前中途採用の面接(派遣でも時々)で、10数年同じ会社で勤めていた人達の中に、割と自分の市場価値を知らない人達が多かったです。その会社で何十年勤まったとしても、極端な話他の会社では全く通用しない場合もあるのです。いつ会社が日本から撤退するかわからない外資の人達は、結構危機感を持っているし転職も普通にしているのでビックリしないのですが、いつ放り出されても良いようにスキルアップをし、自分に付加価値を付けておかないと・・・と私自身も思っています。

明日はわが身という気持ちもありますが、今の自分の人事のキャリアが中途半端な為、当然ながら昨日のヘッドハンターの話に乗る気にはなりませんでした。それより、自分のキャリアのことを誰かが噂をして、どういうルートでヘッドハンターの耳に入るのかは興味深いです。(笑)でも、だからと言って調子に乗ったりすることはありません。私は今の会社でいかに人事のキャリアを積むかが頭がいたい所なので・・。

スキルがあってもチャンスがない人もいるし、スキルがなくてもチャンスがある人もいます。私はこれまでのОL人生では、後者のケースも外資系では稀ですがありました。感謝なことにいつも神様に導かれているので、思いがけないチャンスには恵まれていました。やはり最終的にはラッキーだったなと思うことが多いです。しかし、私は昨日の早天祈祷会で語られたのですが、「計画を立てなさい。」と言われました。詳細は又後日日記に書こうと思います。