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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


若いエージェント達

仕事柄派遣会社の営業担当と接することが多いのですが、この仕事をしている人達の殆どは20代です。今年に入って、メインのエージェント達が随分代わり、又新しい人達との関係を一から築かなければならない為大変です。会社の部門の需要に対してタイムリーに人員を供給しなければならないので、エージェントは取引先というよりはパートナーに近い関係かも知れません。

余程対応の悪い営業担当の場合は、ごく稀ではありますがクレーム付きで交代してもらうこともあります。大体派遣の需要は基本的に急ぎなので、中途採用のように2〜3ヶ月というわけには行きません。私が当該部門からプレッシャーをかけられ結果を見られているのと同じように、エージェント達には更に強いプレッシャーをかけざるを得ません。なので、最初は殆ど例外なく怖い人と思われます。(笑)

エージェントが若すぎる為、自分の会社の部下でもないのに、色々なことで教育指導をするような場面は良くあります。傲慢な言い方をすれば、育てなければやっていけないからです。私は公私共に裏表のある人や嘘を付く人は苦手なので、誠実で一生懸命なエージェントを中心に仕事をすることになります。何だかんだ言っても、私が人探しをするわけではないので、本当に信頼出来るエージェントが必要なのです。

2、3ヶ月前に支店ごと担当が代わったエージェントがいて、代わったら更に候補者が挙がらなくなってしまった派遣会社があります。彼らも私の会社以外にも取引先企業を持っているわけですが、うちの会社のように一度に大量の発注をする会社はそうはない筈です。それであっても、ただ待っているだけでは、神様に祈って自分のすべきこともしないでぼーっとしているのと同じようなものです。自分の責任は果たさなければなりません。

それで、本当はやりたくないのですが、消極的でいまいちなエージェント二人には、お尻に火をつけて動いてもらう為に、本当にいやらしいやり方をしました。それは元の優秀な営業担当を持ち出し、その人達と比較することでした。たまたまその二人の先輩達は、私の会社に特別な思い入れを持っていて、エージェント同士も良いライバル関係にありました。私は本当に彼らを頼りにしていましたし、良いパートナー達でした。今は一人は実家の家業の為に東京を離れ、もう一人は飛びぬけて成績が良かったので、抜擢されて関連会社の海外での立ち上げに関わっています。

「初代のエージェントが出来たことを、何であなたは出来ないんですか?ちゃんと人を探しているんですか?担当者が代わったからと言って結果が出なくなったら困ります。大量の発注案件でオーバーフローしてしまったら、うちの担当者としてはやっていけませんよ。ついて来れるの?(まるで体育会系のようです。(笑))」などと言っています。我ながら嫌なやり方だと思います。

でも、彼らの中に良い意味でのプライドとガッツがあると変化が起こります。実際この二人のエージェントは、急に張り切りだして結果を出し始めました。急に眠りから覚めたようです。電話の声も生き生きと変わって来ました。ここまで来ると私の真意は伝わっているので、後はアメとムチでそう難しくはありません。ただ、昨年新卒だというエージェントは、社会人経験が短い為いくら説明しても理解してもらえず、昨日電話で「数多くの企業それぞれに事情があります。色々なケースがあることをエージェントとして理解して下さい。」と言いました。早く育って欲しい。まぁ、仕事は日々戦いです。(^_^;;