部門のヘッドがこれまでとは全く違うタイプの人に代わり、今色々と改革がなされようとしています。春から二人分の秘書業務までしていた為本当に大変でしたが、最近彼らにはちゃんとアシスタントがついたので、私は晴れて本来の自分の仕事だけで良くなりました。(^_^)
思えば一昨年の暮れに、ヘッドのアシスタントと部門のグルセクまでやるように言われて、上の人達がいかに現状を全く理解していないかがわかりました。しかし、会社の方針には逆らえず「自分の仕事だけで精一杯なので、ちゃんとまわるかわかりませんが、やりますよ。」と、半ば反抗しながら引き受けたわけです。
でも、全ては主のお許しがあって起こって来ること。最終的には自分の益として下さると信じていました。秘書になると、会社の上の方で何が行われているのか動きがわかります。会社全体がどういう方向を向いているのかを知るのは、とても興味深いのは確かでした。それは昔社長秘書をしていた頃も感じていたことです。
秘書の感覚を取り戻すには時間はかかりませんでした。大変だったのは、仕事の顔を二つ持つことでした。担当者とサポート業務の顔・役割は違うからです。来客があると失礼のないように応対し、静々とコーヒーをお出しした後、自分の仕事の為にダッシュで机に戻り、若いエージェント達に電話でぎゃーぎゃー言っていたりしました。
そのギャップはすごいものでした。秘書のように上品なやり取りをしているだけなら楽なのですが、それでは膨大な量の急ぎの案件をさばくことは不可能なのです。以前、仕事と性格について三回に分けて書きました。秘書から採用担当に変わったばかりの頃は、仕事のやり方が秘書のままだと言われたものです。今は、やはり自分が主体でやる仕事の方が向いているし、秘書は卒業してしまったのを再認識したのです。