HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


聞くこと

今日は牧師先生が群馬のT教会に行かれた為、副牧師先生がメッセージをされました。サマリーを掲載致します。

神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られたが、この終りの時には、御子によって、わたしたちに語られたのである。・・・(ヘブル1:1-2)

神様は私たちに向かって語りかけておられます。

もろもろの天は神の栄光をあらわし、大空はみ手のわざをしめす。この日は言葉をかの日につたえ、この夜は知識をかの夜につげる。話すことなく、語ることなく、その声も聞えないのに、その響きは全地にあまねく、その言葉は世界のはてにまで及ぶ。神は日のために幕屋を天に設けられた。(詩篇19:1-4)

神様は私たちに導きや合図、警告を見えない電波のようにいつも送っていてくださっています。私たちはこの語っておられる神様に耳を傾けているでしょうか。テレビやラジオ、携帯電話の受信機が周波数を受信するように、私たちの心のアンテナは神様からの電波を受信すべきです。

一同が旅を続けているうちに、イエスがある村へはいられた。するとマルタという名の女がイエスを家に迎え入れた。この女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた。ところが、マルタは接待のことで忙がしくて心をとりみだし、イエスのところにきて言った、「主よ、妹がわたしだけに接待をさせているのを、なんともお思いになりませんか。わたしの手伝いをするように妹におっしゃってください」。主は答えて言われた、「マルタよ、マルタよ、あなたは多くのことに心を配って思いわずらっている。しかし、無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。マリヤはその良い方を選んだのだ。そしてそれは、彼女から取り去ってはならないものである」。(ルカ10:38-42)

人生に無くてはならぬものは多くはありません。ひとつだけです。それは聞く人になるということです。マリヤはその一番大切なものを選びました。彼女は主の足元に座り、御言葉に耳を傾けたのです。マルタのように忙しくすることが成功すると思われている現代社会にあって、私たちが選ぶべきは聞くということです。神様に周波数を合わせなければ、神様が私たちに何を語っておられるのか分かりません。聞くためには聞く耳を持たなければなりません。この聞くという最も大切なことが出来ないほどマルタのように忙しくしてはいけません。

わが子よ、わたしの言葉に心をとめ、わたしの語ることに耳を傾けよ。それを、あなたの目から離さず、あなたの心のうちに守れ。(箴言4:20-21)

子供らよ、今わたしの言うことを聞き、わが口の言葉に耳を傾けよ。(箴言7:24)

ためになる戒めを聞く耳をもつ者は、知恵ある者の中にとどまる。(箴言15:31)

日常生活のスピードを落としてひとりだけになり、静かにイエス様の言葉に耳を傾けるのです。祈る場合も声を上げて神様に語るだけではなく、神様に聞かなければなりません。すらすらと祈ることが出来ても神様に聞こうとしないならば神様の御心は分かりません。多くの場合私たちは一方的に自分の言いたいことだけ言ってその祈りを終わらせてしまいます。神様に聞くことなしに神様を知ることが出来ません。相手の話を聞かなければ、相手の考えていることも、その人がどういう人なのかも分かりません。一方通行では会話は成り立ちません。

愛する兄弟たちよ。このことを知っておきなさい。人はすべて、聞くに早く、語るにおそく、怒るにおそくあるべきである。(ヤコブ1:19)

祈りの時神様に聞くということをしなければ神様を知ることは出来ません。祈りで大切なのは聞くことです。私たちは語ることは知っていても神様に聞くことは知らないのです。どうしたら神様から聞くことが出来るのでしょうか。

「静まって、わたしこそ神であることを知れ。・・・(詩篇46:10)

神様の前に静まることです。そして神様に私たちの思いを集中する事です。心が静まっていなければ、御言葉は私たちの心に響きません。

だから、どう聞くかに注意するがよい。・・・(ルカ8:18)

とイエス様は言われました。人はみな、人から聞くことによって人の心を知り、神様から聞くことによって神様の心を知るのです。結婚生活においても、相手の言うことを良く聞かなければなりません。そして聞いたらそれを心に留めることです。

小事に忠実な人は、大事にも忠実である。そして、小事に不忠実な人は大事にも不忠実である。(ルカ16:10)

ご主人は親身になって妻の話を聞き、感情を共有することが大切です。解決策や決断を示さなくてもいいのです。ただ話を聞き、受けとめることです。家庭においても、親は子どもの言うことに耳を傾け、子どもは両親に聞き従うことです。

「そうすれば、あなたは幸福になり、地上でながく生きながらえるであろう」。父たる者よ。子供をおこらせないで、主の薫陶と訓戒とによって、彼らを育てなさい。(エペソ6:3-4)

会社においても上司の言うことを良く聞き、顧客の声に耳を傾けることです。

事をよく聞かないで答える者は、愚かであって恥をこうむる。(箴言18:13)

伝道をする時もまず、相手の話を充分に聞くことが大事です。

・・・よく聞く人の言葉はすたることがない。(箴言21:28)

神様の声を聞くために大切なことは従うことです。聞くということと従うということは同じです。聞き従わないならば、サウルのようになります。

サムエルは言った、「主はそのみ言葉に聞き従う事を喜ばれるように、燔祭や犠牲を喜ばれるであろうか。見よ、従うことは犠牲にまさり、聞くことは雄羊の脂肪にまさる。そむくことは占いの罪に等しく、強情は偶像礼拝の罪に等しいからである。あなたが主のことばを捨てたので、主もまたあなたを捨てて、王の位から退けられた」。(サムエル上15:22-23)

聞くということは、ただ聞くだけではなく聞いて従うことです。しかし聞いても行わないならパリサイ人のように知識は持ちながら神様を知らない人間になってしまいます。神様に従うということは目に見える指導者に従うことです。

あなたのあがない主、イスラエルの聖者、主はこう言われる、「わたしはあなたの神、主である。わたしは、あなたの利益のために、あなたを教え、あなたを導いて、その行くべき道に行かせる。どうか、あなたはわたしの戒めに聞き従うように。そうすれば、あなたの平安は川のように、あなたの義は海の波のようになり、あなたのすえは砂のように、あなたの子孫は砂粒のようになって、その名はわが前から断たれることなく、滅ぼされることはない」。(イザヤ48:17-19)

イスラエルの民が神様のみ声に聞き従わなかった時は、彼らの状況はますます悪くなっていきました。しかし彼らが神様に聞き従った時は祝福が与えられました。人生の成功は神様の声に聞き従うことです。そして失敗は神様に聞き従わないことの結果なのです。無くてならぬものはひとつしかありません。イエス様に聞き従うことです。マリヤはイエス様に聞くことを選びました。

しかし、わたしに聞き従う者は安らかに住まい、災に会う恐れもなく、安全である」。(箴言1:33)

わたしはわが民のわたしに聞き従い、イスラエルのわが道に歩むことを欲する。(詩篇81:13)