今日の副牧師先生のメッセージサマリーです。
「与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう。」(ルカ6:38)
私たちは与えることは無くなることであり、減ることであると思っています。しかし、イエス様は与えることは増えることであり、得ることであると言っています。
「あなたのパンを水の上に投げよ、多くの日の後、あなたはそれを得るからである。」(伝道の書11:1)
もし、あなたが隣りの人に微笑みかけると、相手から微笑が返って来ます。親切にするなら親切が返ってきます。誰に対しても批判的であれば他の人から批判を受けることになります。もし、誰かを殴るなら殴り返されます。夫婦の間でも愛情を与えたら愛情が返ってきます。やさしさを示すならやさしさが返ってきます。神は侮られる方ではなく、悪いものを与えると悪いものを刈り取る結果となります。喧嘩の場合も、激しい言葉に対して強く言い返すとエスカレートしていきます。しかし、柔らかい言葉で答えるなら、憤りは静まります。
「柔らかい答は憤りをとどめ、激しい言葉は怒りをひきおこす。」（箴言15:1）
これはあらゆる作用に対して反作用があるということです。ロケットもジェット機も反作用が生じる力で飛んでいます。もし、あなたが今いるところで幸せなら他の知らない町に行っても幸せになります。どこに行ってもあなたが与えたものを受け取るのです。イエス様はこの相互作用のことを言っています。
「あなたがたの父なる神が慈悲深いように、あなたがたも慈悲深い者となれ。人をさばくな。そうすれば、自分もさばかれることがないであろう。また人を罪に定めるな。そうすれば、自分も罪に定められることがないであろう。ゆるしてやれ。そうすれば、自分もゆるされるであろう。与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう。人々はおし入れ、ゆすり入れ、あふれ出るまでに量をよくして、あなたがたのふところに入れてくれるであろう。あなたがたの量るその量りで、自分にも量りかえされるであろうから。」（ルカ6:36-38）
「与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう」と、イエス様は言われました。これは全能なる神との関係が含まれています。
「あなたがたは、その先祖の日から、わが定めを離れて、これを守らなかった。わたしに帰れ、わたしはあなたがたに帰ろうと、万軍の主は言われる。ところが、あなたがたは『われわれはどうして帰ろうか』と尋ねる。人は神の物を盗むことをするだろうか。しかしあなたがたは、わたしの物を盗んでいる。あなたがたはまた『どうしてわれわれは、あなたの物を盗んでいるのか』と言う。十分の一と、ささげ物をもってである。あなたがたは、のろいをもって、のろわれる。あなたがたすべての国民は、わたしの物を盗んでいるからである。わたしの宮に食物のあるように、十分の一全部をわたしの倉に携えてきなさい。これをもってわたしを試み、わたしが天の窓を開いて、あふるる恵みを、あなたがたに注ぐか否かを見なさいと、万軍の主は言われる。」（マラキ3:7-10）
これは主なる神がどれほど与えるということを重視しているかと言うことです。神はすべてを所有しておられます。神は十分の一献金や捧げ物を全く必要としておられません。もし、あふるるほどの豊かさを願うなら、私たちは先ず与える必要があります。父なる神は、神の果たされる部分を喜んで果たされます。必要としている宝を解き放つ機会を待っています。イエス様は喜んで与える者と、イエス様の働きを優先する心を持っている人を喜ばれます。
「わたしの考えはこうである。少ししかまかない者は、少ししか刈り取らず、豊かにまく者は、豊かに刈り取ることになる。各自は惜しむ心からでなく、また、しいられてでもなく、自ら心で決めたとおりにすべきである。神は喜んで施す人を愛して下さるのである。神はあなたがたにあらゆる恵みを豊かに与え、あなたがたを常にすべてのことに満ち足らせ、すべての良いわざに富ませる力のあるかたなのである。・・・こうして、あなたがたはすべてのことに豊かになって、惜しみなく施し、その施しはわたしたちの手によって行われ、神に感謝するに至るのである。」（２コリント9:6-8, 11）
神の摂理においては、あなたが得ようとすると何も得られないものである。何か得ようと思うなら先ず与えることなのです。イエス様のために自分の命を与えるものはイエス様の命を得るのです。愛が欲しかったら求めるのではなく、愛を与えなさい。友達が欲しければ友達をさがさないで、友情を与えなさい。もし、あなたが経済的に困難を抱えているなら、賢い行動はお金を与え始めることです。主に十分の一献金と捧げ物を捧げなさい。時間を捧げなさい。労力を捧げなさい。お金が必要なら、持っているお金の幾分かを与え始めなさい。あなたの懐に戻ってくるものは、押し入れ揺すり入れ、溢れ出るほどのものです。「わたしを試みよ」と主は言われます。与えよ、そうすれば自分にも与えられるであろう。
