HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


東後先生がクリスチャンに!

ありのままを生きる (Forest books)

ありのままを生きる (Forest books)

英語会話を勉強していた人であれば、「東後勝明先生」と言う名前だけでピンと来る人は多いと思います。早稲田大学の教授で、10数年間NHKラジオ英語会話で講師をつとめられた方です。私の世代は文法中心の英語の授業で会話の授業はありませんでした。英会話学校もないような田舎に住んでいましたので、NHKの語学講座には随分お世話になりました。

テレビでは田崎清忠先生から初級中の初級英語会話を学びました。ラジオでは東後先生から、英語の音声学的な内容も含めた日常英会話を学びました。他に、百万人の英語(講師はJ.B.ハリスなど)では、色々なトピックから語彙がどんどん増えて行きました。私の発音を聞いたネイティブに「どこに留学したのですか?」と良く聞かれるのですが、「していません。英会話はテレビとラジオで勉強しました。」と言うと、「ワオ!」とか言われます。(笑)

私は中学1、3年は英語の先生から、2年の時は数学の先生から英語を教わりました。(^_^;;高校1年の時の英語の先生が良い大学を出ているのに発音がカタカナでショックを受け、私は殆ど英語を勉強しなくなりました。でも、サボっていた為遅れてしまい、2年生になった時に焦った反動で、英会話を勉強するようになったのです。でも、それが結果的にはプラスに働きました。マイナスに落ちた分プラスに跳ね返る勢いは強いものです。(笑)

私は中学の時から、何故か英語の発音記号を書くことが出来ました。でも、今のように厳密な発音の違いはわかりませんでした。東後先生のお陰で、私は「L」と「R」の発音矯正をすることが出来、又、発音記号の「i」は日本語の「イ」とは違うので、教わったやり方(割り箸を口に挟んでイを言う)で「i」を習得しました。先生のラジオ英会話の放送が終わるまで、高校からOLになっても毎朝私の生活のリズムでしたし一部でした。

話せば長くなってしまうのですが、前置きが長いので、本題に入ります。

昨日私は何が何でも銀座の教文館に行かなければと思い、必死で仕事を片付けていました。もう10月が終わってしまうと、ラジオイタリア語会話と3分クッキングの10月号がなくなると思ったからです。又、キリスト教関係の書籍フロアに行くと、私に今必要な本を主から導かれることが多いので楽しみだったことや、友達にプレゼントしたい本があったのです。

私は普段洋書を翻訳した信仰書を読んでいるので、日本人が書いた本にはあまり興味を持ちません。いつもは殆ど見ない場所の本を目で追っていたら、『ありのままを生きる』というタイトルが目に留まりました。著者が東後勝明先生だったのでビックリしました。先生の英語関係の本は読んだことがありますが、何故キリスト教書店にあるのかと不思議に思いました。

そしてその本の帯にはこう書かれていました。

私はこの本をこんな人のために書いた。

とにかく、聖書のことを少しでも知りたいと思っている人。クリスチャンについて、もう少し知りたいと思っている人。クリスチャンだけれど、なんとなく信仰の実感が乏しいと思っている人。生活の中に自分の信仰をもっと生かしたいと思っている人。さらに、キリスト教や信仰にあまり関心のない人。そして、神様ということばを聞くだけで、なんとなく嫌だと思っている人にも、だからこそぜひ読んでもらいたい。(本文「まえがき」より)

あぁ、東後先生はクリスチャンになっていたんだ、先生に何があったのだろう。そう思って迷わずにこの本を買いました。191ページの本ですが、第一章の「私のこと」(37ページ)には英語との出会い、神様との出会い、不思議な体験をして受洗に導かれてクリスチャンになったことなどが書かれていました。まだこの一章しか読んでいませんが、とても感動的で涙が出ました。

私にとっては雲の上のような存在だった先生でしたが、この本を通して、先生が家庭や仕事で色々な試練を通って来られ、ギリギリのところまで来た時最終的には神様に辿りつかれた部分は、私達と変わらない一クリスチャンの素晴らしい証を聞いた時と同じ気持ちでした。先生は本当に素晴らしいキリストの証人だと思います。(^_^)