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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


久々のY君

Y君の話が出てくる時はいつも「久々の」が付いてしまうのは、お互いに多忙で滅多に会わなくなった為です。先日久しぶりに会ったのは、彼のお誕生日祝いでご馳走すると約束したからです。リクエストを聞いたら予想外に和食だったのですが、色々調べてくつろげて感じの良いお店が見つかり、Y君も喜んでくれました。たまたま記念日のサービスをやっていて、お祝いのブーケを贈ることが出来ました。

私達は普段懐石料理などは縁がない為、細かい漢字ばかりで書かれているコースメニューを見てもイメージがわきませんでした。ファミレスの写真のメニューに慣れすぎでいるせいでしょうね。(笑)適当なのを選びましたが、毎回少量ずつ出てくる料理が、想像していたのとはイメージが違っていて面白かったり、美味しいねと感動したり、色々な意味で楽しめました。

5、6年前にY君が、副業を本業にし軌道に乗るまではアルバイトとの掛け持ちをする、正社員の会社を辞めたいと言い出した時は大反対しました。私は第一印象から、彼の営業マンとしての素質というか能力の高さがわかりました。それを一般企業の中で生かし更に成長して欲しいと思いました。地に足がつかないような不安定な仕事を何故選ぶのか理解出来ませんでした。

当時イエス様に、「彼にその仕事を辞めさせて下さい。」と祈りましたが、予想外に「そうではなく、あなたが考えを変えなさい。」とのお返事。私は思わず、「な、何で?!イエス様。」と言ってしまいました。(^_^;;同時期に牧師先生にも御相談しましたが、全く仕事には偏見を持っておられず、イエス様のお返事と一致していたので納得しました。一転して協力的になった私をY君が不思議がっていたので、お祈りしたらイエス様の答えはこうだった、又牧師先生もこう仰っていたことを話しました。

私はその時、受け入れることの大切さを学びました。「あの時拒絶されていたら教会には行かなかったと思う。」と、ずっと後になってから言われました。彼は仕事の先輩と一緒に2回目に教会に来た時に、あっと言う間に(二人とも)聖霊バプテスマを受けました。やはり神様の御計画だったのだと思いました。私が毛嫌いしていた仕事を通して教会に導かれたのですから・・。

あれから随分経ち、仕事も異常に忙しくなってしまった為教会に来なくなりました。でも、数年前に彼の中学の後輩I君がうちの教会で救われました。テニス部で数か月しか一緒でなかった彼らは、中学を卒業して以来10数年振りで教会のバザーの日に再会したわけです。神様の御計画、神様のなさることは本当に素晴らしいと思いました。今はI君も一緒にY君の救いの為に祈ってくれています。

前の週に教文館に行った時に、祈ってプレゼントを探していた所、アクセサリーの十字架が目に入りました。5年位前にシルバーゴールドの十字架を贈ったことがありますが、今回のはもっとカジュアルなものです。彼は箱を開けて取りだし、(自分のをはずして)すぐに付けて「似合う?」と見せてくれました。私は、「忙しくて教会に来れないのだから、せめて十字架を下げてて。(^_^;;」と言いました。イエス様を思い出して欲しいと思ったからです。

彼から「洗礼を受けなければクリスチャンにはなれないの?」とか「礼拝には通わなければいけないの?日曜日に仕事がある人はどうするの?」なとど質問を受けました。もちろん日曜礼拝に出席することは大切なことだし、日曜日に仕事を持っている人や何か事情があって来れない人もいるから絶対にダメとは言えない、神様との個人的な関係が大事と答えました。又、救いは洗礼と言う儀式そのものが大事なわけではなく、聖書(ローマ10:9-10)にあるように、イエス様が自分の罪の為に死んで甦られた主であると告白して救われることを話しました。

何年か前に教会で『パッション』を上映した時、彼も観に来ました。私は、「あの映画を観たでしょう?」と言って、一緒に十字架にかけられた犯罪者が両脇にいて、片方が救われたエピソードを話しました。以下聖句を引用します。

十字架にかけられた犯罪人のひとりが、「あなたはキリストではないか。それなら、自分を救い、またわれわれも救ってみよ」と、イエスに悪口を言いつづけた。もうひとりは、それをたしなめて言った、「おまえは同じ刑を受けていながら、神を恐れないのか。お互は自分のやった事のむくいを受けているのだから、こうなったのは当然だ。しかし、このかたは何も悪いことをしたのではない」。そして言った、「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」。イエスは言われた、「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」。(ルカ23:39-43)

彼は、「(「仕事に関しては)引き続き応援して下さい。お祈りもお願いします。」と言っていたので、「私がお祈りするよりも、さっさと洗礼受けてしまえば良いのに。教会は平日でもいつでもOKよ。(^_^)」と冗談ぽく言いました。自分の意思が大事なので無理強いはしません。洗礼を受けるのはかなりの決断が必要なのはわかっているからです。私でさえ半年かかりました。私は長い目で見て行きたいと思います。

心配していた仕事も、私が思っていた以上に順調に実績を上げ始めたようです。彼は難しい選択をしましたが、やりがいを求めていた結果が今の仕事なので、彼の活き活きした目や表情を見、(凄く大変なのはわかっているので)「楽しい」とか「幸せ」と言うことばを聞いて少し安心しました。(フリーターとか、認めないとかさんざん言いましたからね・・ごめんなさい。)引き続き祈って行こうと思います。