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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


カナンの女の信仰

このお花はダリアです。今の季節にピッタリの色ですね。(^_^)

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エス様がツロとシドンに行かれた時、そこの出身であるカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしをあわれんでください。娘が悪霊にとりつかれて苦しんでいます」と言って叫びつづけましたが、イエス様は何もお答えになりませんでした。「この女を追い払ってください。叫びながらついてきていますから」と弟子達に言われて初めて、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊以外の者には、つかわされていない」と言われました。

何か一瞬冷たい対応のように思いますが、当時のユダヤ人にとってカナン人は異邦人でした。異邦人がイエス様に向かって「主よ、ダビデの子よ」と言う方が違和感があります。恐らく藁をもすがる思いでイエス様を拝し、「主よ、わたしをお助けください。」と言ったのでしょう。それでも、イエス様は「子供たちのパンを取って小犬に投げてやるのは、よろしくない。」とおっしゃいました。

イスラエルの羊=子供達に対し、女は犬と言われても続けて、「主よ、お言葉どおりです。でも、小犬もその主人の食卓から落ちるパンくずは、いただきます。」と言いました。そして、イエス様は答えて言われました。「女よ、あなたの信仰は見あげたものである。あなたの願いどおりになるように。」と。そしてその時に、娘はいやされました。

この前の副牧師先生のお勧めでは、イエス様はこの女の謙遜さをほめておられたと言うことでした。なるほど。私はこれまで、この女の諦めずに求め続けるしつこい願い信仰を見られて、その信仰によって娘の病気を癒されたのだと思っていました。確かに、神様は私達のお祈りの言葉そのものよりも、私達の心を見られています。私達は祈る前に、自分の心を聖霊様に探っていただくことが大事かも知れません。

そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。また立って祈るとき、だれかに対して、何か恨み事があるならば、ゆるしてやりなさい。そうすれば、天にいますあなたがたの父も、あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださるであろう。(マルコ11:24-25)