- アーティスト: Antonio Vivaldi,George Frideric Handel,Henry Purcell,Johann Sebastian Bach,Concertgebouw Chamber Orchestra,Sumi Jo
- 出版社/メーカー: Rhino / Wea
- 発売日: 2007/12/03
- メディア: CD
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昨年日本に来たばかりのジョーさんだったし、世界中を飛び回っている人なので、当分東京には来ないだろうと勝手に思い込んでいました。ところが今日夜コンサート情報を見ていたら、何と来月12日(水)にサントリーホールでコンサートがあることを知りました。席はかなり売れてしまったようで、今残っているのは18000円のS席(残りわずか)と22000円のSS席しかありませんでした。
18000円と言えば、昔バレエを観た以来の高いチケットです。でも、こんな滅多にないチャンスは逃したくありません。是非生で彼女の美声を聴きたいと思ったのです。今日歌のレッスンの時、私の歌の先生にジョーさんのCD2枚と、ディアナ・ダムラウさんのCD1枚をお貸ししましたので、一緒にコンサートに行って下さるかなと思いメールしてみました。ところが来月は別のコンサートに行くことになっているとのことで残念でした。(チケットは高いので仕方ないですね。)
先生もさっそくジョーさんの歌を聴かれ、その感想がメールに書かれていました。『素晴らしい美声ですね!響きが全部一定で上品な響きです。heidiさんのお声に似てらっしゃいますね!』とのこと。レベルは比較の対象にはならないでしょうけど(当然)、声質が違うし声が似ていると言われたのは予想外でした。でも、何かちょっと嬉しくなりました。(^_^)さっそくチケットぴあで購入しました。残業代で稼いでいたので、こういう時は良いですね。(苦笑)すごい楽しみ!
コンサート情報は下記のURLでどうぞ。↓
http://www.samonpromotion.com/live/sumi/
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スミ・ジョーさんの情報はWikipediaでも5行位しか書かれていませんが、英語版だとかなり詳しく書かれていました。私が先日見つけた情報はオンラインの英字新聞からです。彼女の声は『神からの贈り物』とカラヤンが絶賛と書かれていることが多いですが、英語だと『A voice from heaven』とカラヤンが言っていたので、確かに美声は神様からのGift(賜物)ですが、彼女の声は天から聴こえて来る天使のような声と言った方が近いと思います。
その英字新聞の記事は電話インタビューだったようで、それでも彼女の人柄までが良くわかるような内容でした。彼女は今47歳で、韓国の音楽大学で声楽とピアノを勉強し、その後イタリアに声楽で留学しています。意外に思ったのは、彼女は途中までメゾ・ソプラノだったということでした。もっとビックリしたのは、3か月自分でトレーニングして、『魔笛』の夜の女王のアリア(高いファが出てくる究極の高さ)の音域が出るようになったということでした。
元々は彼女のお母さんがオペラ歌手になる夢が叶わなかったので、その夢を娘に託したのだそうです。音大の一年生の時は恋をしてちゃんと勉強しなかったことまで話していて驚きました。(笑)カラヤンとの出会いも面白いなと思いました。当時既に『リゴレット』で20代でデビューしていましたが、ある日スパゲッティを料理している時に、カラヤンの秘書から『マエストロが、あなたに二日以内にザルツブルクに来て欲しいと申しております・・』と電話がかかって来たとのこと。
彼女の活躍がカラヤンの目に留まったのです。カラヤンと言えば、先日スミ・ジョーさんのかなり若い頃とカラヤンのやり取りがYouTubeに出ていて、彼女の歌も素晴らしいのですが、カラヤンはオーストリア人の筈なのに英語もイタリア人みたいだったのでびっくりしました。写真でしか知らなかった人だったので、見た目と声のギャップは若干ありましたが、とても興味深く見入ってしまいました。これです。↓