HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


聞かれた祈り

私はここ10数年の間は、外人付社長秘書、現在は派遣社員の採用をしています。神様はどんなに難しく困難な仕事であっても、共に働いて下さり御栄光を現して下さいました。秘書の時は、良いボスであってもなくても、「従う」ということを学ばされました。今の仕事では、ここ数年売り手市場になった為、年々良い人材を確保するのが難しくなって来ています。しかも会社の各部署からの派遣の需要は増すばかりで、決められた期日に間に合うように、良いマンパワーを部署に供給しなければならない為本当に大変です。でも、こういう自分の人間的な努力や知恵ではどうにもならない時こそ感謝なのです。何故ならば、自分が無力で弱いと思った時に、全面的に神様にお任せする以外になくなり、結果的に神様の御栄光を見ることが出来るからです。

先月派遣会社10社以上に発注したものは、非常に特殊で更に難しい案件でした。きっちりと決められた期日に確かな人を送らなければならず、就業場所も都心からかなり離れた田舎で、派遣会社の中には対応出来ないところもありました。都内在住ならば通勤は難しいため、平日は現地週末には東京に戻るような生活を数ヶ月間続けてもらわなければならず、しかも朝から晩までの長い拘束時間の仕事です。会社のトレーナーが他社の社員を研修する為、社内ではなく大事なクライアント先なので、絶対に穴をあけることは許されません。都内と地元の派遣会社の二本立てで探してもらいました。幸運なことに、地元にきわめて近い候補者が挙がり、先週地元の方で部署の人にインタビューをしてもらいました。ところが、その人は他社の正社員にも応募していた為、断らざるを得なくなりました。私は、その日から数えて一週間以内には、人選・インタビューをし決定しなければならなくなり非常に慌てました。

先週の金曜日の夜中近く、非常に稀なことではありますが、思わずY君に「あのね、お願いがあるんだけど・・」と電話してしまいました。いつものように元気な明るい声で、「どうしたんですか?(^_^)」と彼。これこれしかじかなんだけどと事情を説明すると、そんなに良い条件ならば自分が行きたいくらいだと、冗談ですが言ってくれました。(^_^;;「あなたには(Mixiの)マイミクが100人もいるんだから、1人くらい仕事にあぶれている人いないの?」と、無茶苦茶なことを言ったものの、話しているうちに私は、「でもね、今までも綱渡りできわどいことが何度もあったけど、いつも神様が何とかして下さったから、今度も神様が必ず何とかして下さると思うのよね♪」と、結局神様に対する信仰を告白し、サタンに勝利宣言をしたようなものでした。

そして、週が空けた月曜日、駅に向かいながら仕事のことで祈っている時に、派遣の候補者が挙がらない時に良くイメージするのですが、ペテロが夜通し漁をしても駄目だった時、イエス様に言われたとおりに網を降ろしたら大漁になったことを思い出しました。でも、今回は、イエス様が「私に網を降ろしなさい。」とおっしゃいました。私は、主御自身に希望を置き、信頼して任せるようにということだと解釈しました。電車に乗って、『The Upper Room』の4月9日を開いたら、下記の御言葉が目に入りました。私は思わず泣きそうになりました。そして、昨日の日記に書いた『神の現実』という証の本の中でも、その朝全く同じ御言葉が目に留まり、更に私に確信と励ましを与えました。

Everyone who asks receives, and everyone who searches find,and for everyone who knocks, the door will be opened.
Matthew 7:8(NRSV)

会社に着いて、聖霊による喜びと嬉しさで溢れていたものの、現実は厳しく、久しぶりにトイレに行くたびにお祈りをし、神様を讃美していました。そしてデスクでは、パーティーションで囲まれている為、キーボードを叩きながら小さな声で異言のお祈りをしていました。気がついたら20社近くの派遣会社に手配をしていました。午後になって、ふと、一番古いお付き合いのエージェントですが、あまりにも問題が多く人選も出来ないので、疎遠になっていたというか、私が殆ど「捨てていて、全くあてにしていなかったエージェント」に久しぶりに電話をしました。
彼は「ぶっちゃけ、(人選は)苦戦しています。」と本当に苦しそうな様子。でも、ふと思い出したように、ある人が数ヶ月先の正社員が決まったけれど、それまでの短期で仕事を探しているという。驚いたことに、その人は私が良く知っている人でした。彼は「多分大丈夫だと思います。これから声をかけてみます。」とのことでした。

その時点で私は、「見つかったよ!やっぱりイエス様だね!」とY君にメールをしていました。あまりにも嬉しかったので、その日に日記で証を書きたかったのですが、喜んで有頂天になっている時にサタンに足元をすくわれることもあるので、完全に決まった後で証を書こうと思っていました。水曜日久々の偏頭痛で体調が最悪でしたが、夕方のインタビューまで何とか持ちこたえました。部門の人も候補者を気に入ってくれて、とんとん拍子で決まりました。
このエージェントは優しすぎる為、いつも派遣スタッフに振り回されて問題が起こります。その為いつも厳しく言わなければならず、私も疲れてしまっていました。でも、こんな形で、捨てていたエージェントに助けられるとは思ってもみませんでした。(^_^;;いつどこで誰にお世話になるかわからないのだから、人に接する時には注意を払わなければとつくづく思いました。

私が良く日記などで実践していたことですが、口に出して(或いは日記に書いて)告白することが良い結果を生んで来ました。自分自身が出来る範囲は精一杯やりますが、その後は神様を信頼してお任せし、必ず神様が最善をなして下さると他の人にも宣言した時、その問題は自分の手から完全に神様の御手に移るのです。私は、後は神様がどのような方法で事をなされるのかを、わくわくしながら待っていれば良いだけなのです。

神様は、信じて切にパンを求める者に石を与えるお方ではありません。そして、神様は御自分の御名前に恥じるようなことは、決してなさらないお方です。復活された主は、今も変わらず生きて働いておられる愛の方です。主により頼む者は決して失望することはありません。主と共にする仕事に不可能ということはないのです。