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Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


コンサート無事終了


昨日はクリスマスコンサート当日で、とても慌しく忙しい一日でした。休暇を取っていた為、一昨日は仕事に支障がないように残業をし23時前に帰宅。気をつけてはいたのですが、疲れていたので眠り椅子(うちのリビングソファーのあだ名。その傾き加減が眠りを誘う為。(笑))でうっかり寝てしまい、慌てて変な時間にベッドで寝なおしました。それで、昨日の朝は8時半と遅めに起きました。今年のクリスマスコンサートは一部ソロを歌う為、とにかく風邪をひかないように注意をしていました。通勤は普段あまり着ないダウンのコートを着たり、家のエアコンもホテルの部屋のようにずっと付けっぱなしでいました。

私の場合いつもそうですが、睡眠を充分にとって疲れていないのと喉のコンディションが良いのとは関係がなく、声楽の先生の所で発声を20数分してみないとわかりません。むしろ疲れている時の方が脱力感があって、身体に変な力が入らないので意外と良かったりします。(笑)昨日は本番だったので、家でストレッチをし、鼻腔に響かせる発声を軽くしてから先生の所に行きました。ソロで歌うのは『きよらに星すむ今宵(or さやかに星はきらめき)』の2番の前半と、3番の終わりの部分のオブリガートで一番高い「シ♭」を歌わなければなりません。今のところ、オペラのアリアでは「ド」まで歌っている為、すごく高いわけではないのですが、この曲自体が歌いにくいのです。

軽く発声をして行ったせいか、いつもよりスムーズに発声が進みました。喉のコンディションはまずまずだったのでホッとしました。私の希望で、プッチーニやベルディのアリアを歌って、息がまわるようにしてからソロの練習をしました。ソロの曲のキーが低いので、ポイントはいかに声を鼻腔に響かせるかにかかっています。だからと言って鼻声では当然だめで、言葉をはっきりさせる為に子音をはっきり発音すること等色々と注意点があります。高い部分のソロは、息が充分に入っていないと、必死な声になってしまい余裕のある柔らかい声は出ません。練習ではまぁまぁのところまで行きました。

レッスンの前にはいつもお祈りをしていますが、昨日は会場に向かう時にもお祈りをしました。人前で歌うにはある程度歌う技術は必要ですが、讃美なので、最も大事なのは神様に対する思いかも知れません。その為にもお祈りは欠かせません。聖歌隊のみんなとも、お祈りに始まりお祈りに終わるというのはごく普通の光景です。本番は19時からでしたが、16時には直前のリハーサルがありました。ホールは1280人収容で、音響もかなり良い立派なホールですが、聖歌隊の前にはオーケストラがいるので、ステージ中央あたりでは私一人の生声では厳しいものがあります。幸いなことに、私の前には入り過ぎない程度にマイクが立てられました。

ステージは連続4年立っているせいか、ホール自体に馴染みがあり特別に緊張することはありません。一部のクリスマスソングを終了し、二部の『メサイア』5曲の終わり頃に喉がカラカラして来て、その後のアンコールでのソロは大丈夫だろうかと一瞬思いましたが、何とか持ち直しました。ソロの曲になった時は、とにかくいかに集中できるかにかかっています。私の楽譜には上向きの矢印「↑」や「鼻」とか「明るく」「高めに」とか色々書き込んであります。歌っているうちにポジションが下がってきたりする為、自分自身にリマインドする為にも有効です。

今年はソロの曲に気持が集中していたかも知れません。何かあっと言う間に一部、二部が終わり、いよいよアンコールの『きよらに星すむ今宵』になりました。聖歌隊歴は○○年にもなりますが、大げさかも知れませんが、昨日のソロは本格的にクラシックの声楽を学んで約8年の集大成と言えるかも知れません。聴きに来て下さった私の声楽の先生はきっとハラハラされていたことでしょう。(笑)私の持てる力を120%発揮出来るように祈っていましたが、今の私の実力では精一杯の讃美だったと思います。

何か私の日記では、コンサートの全容がわからないと思いますが、コンサートに向けての裏側の事情というのは少しお分かりになったのではと思います。(^_^;;上の写真の右側のお花(ポインセチアの造花)は、私の歌の先生から昨日頂いたものです。先生からは、『・・きよらにの高音は柔らかな響きでよく歌えていたと思います。もう少し前に響くとさらによかったですね。・・・』という携帯メールを頂きました。肝心の神様は喜んで下さったでしょうか。(^_^;;