HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


言葉の不思議

私が社長秘書から人事採用担当になったばかりの頃、人事部の人達の丁寧な言葉に感心したものでした。社員との電話でも本当に丁寧な応対で、まるで取引先のクライアントと話しているように思えました。果たして私はあんな風になれるのか・・とちょっと心配にもなりました。

前々職から前職に変わった時のギャップは凄かったと思います。お上品で慎ましい秘書から、外回りの元気な営業(採用業務は営業的な要素も加わっている為)になった程の変化でした。で、私のキャラクターってどっちなの?と思ったこともありますが、多分どっちもなのだと思います。(笑)

現職は皆さんのお助け窓口的要素が強い為、相変わらず毎日色々な問い合わせの電話がかかって来ます。以前は仕事が容赦なく中断されて計画通り仕事(毎月決まった日にやるレポートなど)が進まなくなるのにイライラしたり、どんな質問が来るのかとドキドキもしました。でも、最近では大分慣れて来て気が楽になりました。

そんな中で、周りの人達が良く使っているある言葉に気が付きました。それは私は今まで使ったことがありませんでした。特に若干クレームが入っているような電話の相手に対して有効な感じがしました。文字だとニュアンスが伝わらないかも知れませんが、「そうなんですね〜(語尾がやや上にあがる)」という言葉です。

「そうなんですか?」と言うと、「ホントですか?」と言っているように受け取る人もいるかも知れません。かえって相手の気分を悪くするかも知れません。「そうなんですね〜」と言うと、決して相手の意見に同意していなくとも、相手に共感しているように聞こえるような気がします。柔らかい印象を与えると思います。

あと、相手が自分のミスなどで心配して電話して来た時に、相手を安心させる言葉があります。それは「大丈夫ですよ〜」と言う言葉です。私は前職で自分のミスで相手に迷惑をかけた時、本当に申し訳ない気持ちで一杯なのですが、相手に「大丈夫ですよ〜」とソフトな口調で言われてどれだけ救われたか知れません。(^_^;;

相手の心情を察して、ミスを咎めるのではなく、「大丈夫ですよ〜」と言ってもらえてホッとして嬉しくなったのを覚えています。その言葉には、カッコの中に、「心配しないで。安心して下さいね。」というニュアンスが含まれているからです。そのように、最近私も「そうなんですね〜」と「大丈夫ですよ〜」を良く使うようになりました。

良く可愛らしい(=子供っぽい)話し方をするとプライベートで言われるのですが、電話で社員の質問に答えている時、最初は「ご自宅」と言っていたのに、暫く話しているうちについ「おうち」と言ってしまいました。相手が20代だったので違和感はなかったみたいですが(笑)・・あぁ恥ずかしい。もうちょっと年相応にならないと。(^_^;;