採用担当だった時は毎日色々な人と会っていましたが、今は外部の人と言えば社労士事務所の社労士さんと電話で話す位なので、いまだに新しい名刺は一枚も配っていません。部門からのプレッシャーや人と人の間に入ってトラブル解決の為に苦労したり、派遣会社の営業担当のお尻を叩く必要もなくなったので楽になったとは言え、以前程活気のない仕事になり家に帰れば一人だし・・・とちょっと寂しい気持ちでした。
そんな中、先日は以前の何倍もの規模になった人事部のイベントがありました。正直面倒だなと思いましたが、会社行事の参加を断るのはサラリーマンとしては難しいため、船上でのビュッフェパーティには期待しないで参加しました。私が持っていたトラベルミンの期限が5月迄だったので、船酔いするかも知れないと思いつつも酔い止めの薬で具合悪くなるのもと、結局飲むのは止めました。
久しぶりに会社の人達と楽しいひと時を過ごすことが出来ました。巨大な会社になりましたが、特別に社長も参加して下さいました。ビュッフェスタイルでしたがテーブルもあったので、私は他の二人の同僚とおしゃべりをしていました。そこに社長が加わり、他の二人は緊張したと言っていましたが、面接官を長くやっていたせいもあるかも知れませんが、社長がとても気さくで優しい紳士的な人なので全然緊張しませんでした。(笑)
一時期HRヘッドのアシストもしていましたので、上層部の人達の面接時には、受付でお迎えをしお部屋に案内し、コーヒーをお出しすることもしていました。でも、どのポジションの応募者かは全く知らないままでした。私は社長の面接にも応対しています。もちろん社長候補だとは知らないままです。第一印象も、第二印象も全く同じで、「久しぶりに見た、すごく優しそうで感じの良いおじさんだなぁ」という印象でした。
そして、暫く経って会社のイントラで新社長の紹介と写真が載った時、初めてあの時のおじさんだと知り、驚きと喜びで一杯になりました。その話は同僚や友達にしか話したことはありませんでした。社長とお話した時、「あなたは会社で会った一番最初の人ですね。(^_^)」と言われてびっくりしました。「私は覚えていましたが、覚えていらっしゃったんですか?!」と思わす言ってしまいました。
そして、調子に乗って、「感じの良いおじさんだなぁ」という第一印象のお話を初めて本人に明かしました。社長も同僚も笑っていました。とても優しい笑顔で、性格の良さが良く伝わって来ました。私が最初の外人社長の秘書だったことを初めて話し、サプライズ・バースデーパーティをしてもらい感激で泣いてしまった話もしました。「外人はそういう所はうまいよねぇ。(^_^)」と言っていました。今のHRヘッドのことは、苗字にちゃん付けで呼んでいることにも、本当に良い関係なんだなぁと感じました。HRヘッドをはじめ、人事部には隠れたエンタテナーが多いことにも驚きました。(笑)
本当に和やかな楽しいパーティで、神様から大きなプレゼントを頂いたような嬉しい気持ちになりました。私は本当に幸せな環境で働かせて頂いていること思い、一年半の辛い失業後にこの会社に導かれてずいぶん経ちますが、改めて神様に心から感謝しました。