HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


変化への期待

日記に触れたかどうか忘れてしまったのですが、春にHRに新しいヘッドが就任しました。外資系ではありがちなことですが、ヘッドや会社のトップが変わると、会社の組織やさまざまなことがドラスティックに(良くも悪くも)変化します。私達はその為に、それぞれが色々な立場で漠然とした不安を抱えていました。これまでも色々な会社の変革をして来た人だった為、私などは人事のキャリアバックグラウンドが浅いのでクビにされることも頭の片隅にありました。既に辞めてしまったある部門のヘッドのように、数字しか頭にない人だったら、コスト削減で私は切られ、私の代わりの人が派遣会社から派遣管理デスクとして出向することも考えられるからです。

採用活動が膨大になり、採用チームもいつの間にかかつてのように人が増えています。出向を含めた新しい人達は新しい風を吹き込んでくれています。これまでは、以前のHRヘッドや私の直属の上司が上にいる限り、疑問に思っていることに対しても的確な答えも返って来ず、もやもやした気持ちをずっと持っていました。現状維持で変化や改革などは全く頭にない人達でしたので、私は彼等に対しては全く期待が出来なかったので諦め、私の仕事へのモチベーション維持が本当に難しい状況が何年も続いて来ました。

HRヘッドが採用チームに連れて来た人と、先日ざっくばらんにこれまでの経緯を話す機会を持つことが出来ました。その彼がヘッドと直接話す機会を作って下さいました。元々ヘッドは一人ひとりと個別にミーティングを持っていたのですが、私の順番が来る前に多忙になってしまい、個人的に話す機会はありませんでした。ただ、私があからさまにこれまでの経緯を話すと、客観的に話しても上司達の批判も含まれてしまう為、ネガティブな印象を持たれたらマイナスになるかも・・と言う心配もありましたので、彼のオフィスに行く前に「主よ、主が御臨在ください。」と短く祈って出かけました。

○○さん(間に入ってくれた人)から私が不安な気持ちで働いていると言うことを聞いたので・・・と言うのが第一声でした。(私は○○さんに話せだだけでも良かったのですが。)人事畑にずっと浸かって来た人ではなく、人事に長くいた人特有のカラーがなく、とても気さくで楽に話が出来る安心感がありました。彼は既に私の上司達側からは、私のことを聞いていたとのことでした。私はHRに来たいきさつや、これまでどのような仕事に携わって来たかを、私の側から改めて話しました。これまで上司達に疑問を投げかけても的確な答がなかったことや、特に昨年5月の私がかなりショックを受けた業務内容その他に関しては、納得していないことも話しました。

ヘッドは本当に短い間に、色々な所から情報を仕入れたらしく、すごく古い社歴の人にしかわからないような辞めてしまった役員の人達が何をやって来たのか、HRがどのように見られて来たのか、今の会社の問題点は何なのか、その他もろもろ、驚く程正確に把握していたのにはびっくりしました。そして、会社全体の組織から、それぞれの部門や、私のような末端にいる者の業務内容やその生活に至るまで、細やかにしかも長いスパンで会社経営を考えていることを知りました。私はこういう人に出会ったことがなかったので、本当にびっくりしました。(嬉しい驚きです。)

私が昨年5月に疑問を持って上司達に話したことにも触れました。彼は、彼らの私への説明を「それはおかしいね」と言ってくれました。ほっとしました。一時は私の我儘なのかもと思ったこともあったし、幸せな悩みだよと自分に言い聞かせて来ましたが、今まで誰にもぶつけることが出来なかった疑問と苦しい思いを抱いていました。私は一年以上(長期の失業の時と比べたら遥かに恵まれていると)自分をだましだまし、諦めもあり割り切って働いていました。でもビジョンも何も持てない環境で、私をモチベートさせているのは、部門の人達からの「良い人を送ってくれてありがとう」と言う言葉だけです。私がもっと若かったら、とっくの昔に転職していましたとも話しました。

忙しい時間を割いて下さったことも感謝でしたが、新しいヘッドが、単にリーダーシップを取れるだけの強い人ではなく、システマティックに考えつつも、一人ひとりの心を大切に考えてくれる人だということがわかり、私は何年ぶりかで(会社で)精神的な安堵感のようなものを感じました。私が社長秘書をやっていた時の、当時のボスに共通するものを持った人だったからです。私の上司達のことも、「過去はどうあれ、彼等も(良い方に)変わって来ているよ。」と言っていました。帰りがけに、「一緒にゆっくり考えて行きましょう。いつでも話に来て良いから。」と言って下さいました。

私は自分の席に戻ると、間に入って下さった○○さんに早速報告をし御礼を言いました。彼はとても謙虚な人で、余計なおせっかいをしちゃったかなと言っていましたが、そんなことは全然ありません。ヘッドの人柄を良く知っているので、「彼は人を一番大切に考える人だから、むやみに人を切ったりするような人じゃないよ。改革するのは大好きな人だよ。(笑)」とも言っていました。○○さんも、最近私の仕事を気にかけて下さって、色々な提案をしてくれるので、私がこれまで丸投げされて孤独でやって来た仕事も、今まで私の上司から何にも得られることがなかったものを得ているような気持ちです。

最近起きていることは、7月中旬に与えられた預言がそのまま当てはまっているのでびっくりしています。私はY君の仕事と私の仕事のことはずっと恵みの御座で祈って頂いていますが、今週は「私の業務内容に主の御心を」と付け足していたことを思い出し、お祈りを聞いて頂いて導かれていたんだと今思いました。しかし、私は何よりも主にのみに希望をおきます。イエス様ありがとうございます!