上は「パンと魚の奇跡の教会」の写真です。見えにくいですが、机の下にパンと魚のモザイクタイルがあります。
昨年春まで、明治学院大学の「古典ギリシア語初級文法」に通っていました。以前かじったギリシャ語会話とは「ΑΒΓ」の読み方から違う為、持っていた辞書が使えず、Oxfordの「Classical Greek」を買いなおしました。
初級の筈なのにテキストにある課題が難しく、毎回の宿題に物凄く時間がかかる為、Chat GPTに手伝ってもらうことを思いつきました。AIはネットからあらゆる情報を拾って来て答える為か、必ずしも正しい情報とは限りません。特に古典ギリシャ語に関してAIもあまり学んでいない為か、間違いがとても多かったです。当時の日記に書いたAIとのやり取りです。↓↓↓
前置きが長くなってしまいましたが、要はChat GPTは100%信頼出来るわけではないのですが、使い方によっては自己責任で使う限りでは面白いと思いました。そこで、私がふと素朴に疑問に思ったことをChat GPTに聞いてみました。Q&Aはその要約です。
[Q]5つのパンと2匹の魚の奇跡を信じていますが、増えた魚は生ではないですよね?魚はどんな種類ですか?
[A]魚の種類ですが、聖書の中には具体的な種類は記されていません。ただし、ガリラヤ湖(またはティベリアス湖)周辺で一般的だった魚として、ティラピア(一般的には「セントピーターフィッシュ」とも呼ばれる)や、ボラといった魚が考えられます。
魚がどのように調理されていたかについてですが、これも聖書に明確には書かれていません。ただし、当時のユダヤの食文化を考えると、魚は通常、焼くか塩漬けにすることが一般的でした。したがって、増えた魚が生である可能性は低く、焼いたか、あるいは何らかの形で保存されていた(塩漬けなど)魚だったと考えられます。
因みに下の写真は、EIN GEVというレストランのメニューにあった「ペテロの魚」です。魚があまり得意ではない私でも美味しかったです。
あと、ノン・クリスチャンや求道者の方もいらっしゃるかも知れないので、あえて下記の質問もしてみました。
[Q]「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。 この言は初めに神と共にあった。 すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。」の言とはイエス・キリストのことですか?
[A]「言(ロゴス)」は、神の創造の力や神の意志を表すものであり、神と共にあり、神そのものである存在として描かれています。ヨハネの福音書では、この「言」が肉体となり、私たちの間に住まわれたと続いており(ヨハネ1:14)、これがイエス・キリストの受肉を指します。ですので、ここで「言」として言及されているのはイエス・キリストを指していると解釈されます。
[Q]コリント人への第二の手紙12章4節、人間が語ってはならない言葉とは何ですか?
[A]コリント人への第二の手紙12章4節では、パウロが「第三の天」に引き上げられ、天における驚異的な体験について述べています。この体験の中で彼は、「人間が語ってはならない言葉」を聞いたと記しています。
[Q]同じ章の2節、第三の天とは何ですか?天は層になっているのですか?第四からはあるのですか?
[A]「第三の天」についての理解は、ユダヤ教や初期キリスト教における天の概念に根ざしています。
天の階層構造
古代ユダヤ教や初期キリスト教の教えには、天が複数の層に分かれているという概念がありました。この階層構造の考え方は、ユダヤ教のラビ文学や黙示文学にも見られますが、聖書自体はこの構造について詳細に説明していません。
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第一の天: 地上から見える空、つまり大気圏や大空を指します。鳥が飛び、雲が浮かぶ場所です。
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第二の天: 太陽、月、星々などの天体がある宇宙空間を指すと考えられています。
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第三の天: 神が住まう場所、つまり霊的な天界を指すとされています。パウロが言及している「第三の天」は、この神の住まい、または神に近い霊的な領域を指していると理解されます。これは、地上の物理的な場所ではなく、霊的な現実や神聖な領域のことです。
第四の天以降
聖書には、第四の天以降についての直接的な言及はありません。しかし、後のキリスト教神学や他の宗教的な文献には、天が七層に分かれているという考えが現れます。例えば、ラビ的な伝統では、七つの天があるとされていますが、これらは聖書の直接的な教えではなく、後の解釈や伝統に基づくものです。
結論
「第三の天」は、特に神の臨在がある場所、霊的な天界を指すと解釈されます。天が層になっているという考え方は、聖書の文脈や当時の宗教的背景に基づいたものであり、第一、第二、第三の天に関してはこのような理解が一般的です。しかし、第四の天以降については、聖書には言及がなく、それらは主に後の伝統や解釈に基づいています。
・・・・以上です。どんな些細な質問でも聞けるのは便利ですね。
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