教会の聖歌隊を作り、ずっと聖歌隊の御指導をして下さっていた鬼頭礼子先生が今朝亡くなられました。先生は国立音大の初代ケルビーノ(『フィガロの結婚』の少年の役)で、私の歌の先生が音大生だった頃、先生はプリマで雲の上の存在だったとのこと。
とても気さくで優しい少女のような先生でした。私達聖歌隊は、先生の輝かしい経歴を何も知りませんでした。^^;ウィーンに7年留学し、玉川大学で定年まで教鞭を取られました。最初に救われた先生が同僚の音楽の先生や教え子を次々救いに導かれました。
子供聖歌隊を作り当時はその指導もされていました。救われた音楽の先生方が、バイオリン教室、ピアノ教室を始められ、小さな子供達が音大に進みプロになった人達も多いです。そういう流れで管弦楽団も出来、特別に音楽が盛んな教会になったのです。
私は25歳の時に聖歌隊に入り、クラシックの呼吸法の基本から教えて頂きました。先生は何年か前から市内の或る施設に入られていました。6月に姉妹方と訪問し一緒に讃美を歌った時は、以前のシャキッとした先生に戻り、楽しい時間を過ごしました。
11月に妹さんの付き添いで車いすで礼拝にいらっしゃり、私は聖歌隊が歌う直前に気が付き、講壇から手を振ると、先生がニコニコしながら手を振られました。。それが最後になってしまいました。寂しくなりますが、先生はイエス様の所に行かれたので幸せだと思っています。
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