HP「Seeking His face...(主の御顔を慕い求めて)」へ/


Rejoice always,pray without ceasing,
in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.


聖霊の働き

先週の土曜日14日は私の洗礼記念日でしたが、その数日前あたりから私の内なる御霊によって、とてもやるせなくせつない気持で一杯になり、会社のトイレの中で泣いてしまいそうになりました。うまく説明出来ないのですが、私自身が困難な状況に置かれているわけではなく、御霊を通して誰かの苦しみや悲しみを知らされると言った方が良いのかも知れません。御霊は神様の霊ですから全てを御存知で、私自身の理性や知性で知りえないことでも、神様から何かの目的があってそのように伝わって来たりします。その場でとりなしの祈りを導かれ、ずっと異言で祈り続けることもあります。又、それとは全く反対に、何だかわからないけれど御霊の喜びで心がはちきれそうになったりします。喜びで感謝と讃美を捧げないではいられないほどになり、感謝の祈りを捧げます。その時、その意味はわからなくても、後でなるほどとわかるのです。御霊の働きはさまざまなのですが、御霊の悲しみと喜びの例を、HPに載せている証集『Walk with Jesus』から抜粋いたします。


証集の『悪女と呼ばれた同僚』というタイトルの証です。OLになったばかりの頃、会社で悪女と噂されていたKさんという女性がいました。私は何故彼女が悪女と言われるのかわかりませんでしたが、Kさん自身も嫌われていることを感じて同僚の女性達からは距離をおいていたようでした。私はその人に偏見は持っていず、むしろその個性的なところに興味を持っていたほどでした。ずっと年上でとても暗い陰のようなものがある彼女は、私が初めてランチに誘った時、「私なんかでいいの?」と言いました。私はその意味がわかりませんでした。食事中は普通の会話をしていましたが、何か彼女には人に言えないとても大きな苦しみがあるのを感じ取りました。そして、それが何なのか分からないのに、ランチが終わって仕事に戻る時、「Kさん、しっかりしてください。大丈夫ですから頑張って下さい。」と肩をたたいて励ましている私がいました。 その後トイレに行きましたが、突然深い悲しみが襲って来て、わけもなくせきを切ったように大粒の涙がこぼれてきました。理性では何で自分が大泣きしているのかわかりませんでしたが、聖霊によって泣かされているのはわかりました。


その後まもなく、男性の同僚から、彼女が自分の上司と不倫をしていて、それは会社中の人が知っていることだと聞かされました。私はそういうことに疎かったので、全く知りませんでした。御霊に導かれ、「主よ、私には事情がわかりませんが、これは人の道にはずれたことだと思います。どうぞ、彼女を助けて下さい。」と祈りました。彼女は10年以上不倫関係にあり、別れることは不可能のように思えましたが、主が陰のとりなしの祈りに答えて下さり、彼女は突然会社をやめることを決断し引っ越しをしてしまいました。上司は必死で居場所を探したようでしたが、とにかく別れることが出来ました。その後彼女は、パブを始めその時常連だった16才年下の男性から「お店を閉めて、僕と結婚しよう。」とプロポーズされ結婚し、幸せに暮らしているという話を他の同僚から聞きました。


証集の『最初の転職』というタイトルの証です。最初の日系の会社は学校よりも楽しい所だと思いました。それほど人間関係にもめぐまれ仕事にも恵まれていました。しかし、当時英語の勉強の為に週3日通っていたサイマルアカデミーで、良い先生やクラスメートと出会い、又彼らから良い刺激を受け、もっと英語が使えるやりがいのある仕事がしたい、男女差関係なく機会が与えられる外資系へ転職しようと決心しました。いくつか応募した会社の一つにアメリカの会社がありました。職種は秘書でした。条件には「生きた英語の書ける方」とありました。輸入事務の仕事を4年半して来ただけで秘書の経験が全くなかったのに、何故応募する気になったのかわかりませんが、とりあえず書類選考に通り、一次試面接と英語の筆記試験に呼ばれました。その試験は難しすぎて、半分くらいしか出来ませんでした。この程度の英語力で応募した自分が恥ずかしくなりました。その後、教会の朝のお祈り会に行き、4、5人で輪になって祈ってもらいました。お祈りが終わった後、M姉妹がにこにこしながら、「お祈りをしていた時、モーセが紅海を二つにわった光景が見えてきたの。Sさん、試験は大丈夫よ。」と言いました。私はそう言われても、全く自信がなかったので絶対にあり得ないと思いました。でも何かの間違いか二次面接の通知が来たのです。


当日の朝、目を覚ますと、聖霊の喜びに満たされ、心に喜びがあふれて感謝で胸がいっぱいになりました。そして突然涙を流し、「イエス様、私にはまだわかりませんが感謝します。ありがとうございます。ありがとうございます。」と言うばかりでした。私は聖霊に導かれるままに、感謝のお祈りをささげました。二次面接に行ってみると、秘書は別の人に決まりましたと言われました。しかし、貿易担当の男性が辞めたのでそのポジションは興味ありますかと聞かれました。取締役の人が、仕事をやりながら英語の学校に通っていた私に好感を持ったらしく、ナンバー2の人も一緒になって、「輸出を一から教えてあげますよ。あなたは今まで輸入をやってきたんですから、輸出を覚えれば貿易のエキスパートになれますよ。是非うちでやってみませんか。」と誘われました。そして、初めてのお給料の交渉も、適当に言った年俸がそのまますんなり通ってしまいました。 二次試験の朝、聖霊の喜びで満たされていたのは、この為だったのだと後で納得しました。神様の御計画は本当に素晴らしいと思いました。